テレビや雑誌、SNSでも大人気の「パンケーキ」。シンプルなパンケーキにベリーソースをかけたり、リコッタチーズやヨーグルトを入れて食感を変えたりするなど、いろいろな食べ方がありますね。その中でも最近注目されているのが、ふわふわ・しゅわしゅわな食感のパンケーキ。厚みのある生地なのに、口の中に入れたらとろけてしまうくらい柔らかいのが特徴です。ここでは家庭で作れるレシピを紹介します。
ふわしゅわ食感の秘密は「メレンゲ」
ふわしゅわパンケーキの正体は「スフレパンケーキ」。パンケーキを焼くとき、通常は生地に溶き卵を入れますが、スフレパンケーキでは卵黄と卵白に分けて使います。卵白をしっかりと泡立ててメレンゲにすることこそが、ふわしゅわ食感の鍵となるのです。
メレンゲは何に使われている?
メレンゲは空気をたくさん含んでいるので、生地に加えるとふわっとしたり、しゅわっとした食感が出たりするのが特徴。メレンゲを使ったお菓子で代表的なのはメレンゲクッキーやマカロンです。その他にスフレケーキはもちろんのこと、口の中でふわっと溶ける、シフォンケーキにも使われています。
ふわしゅわパンケーキの作り方
ふわしゅわのスフレパンケーキは、普段から作り慣れているパンケーキと同じ材料で作れます。パンケーキは食べ続けると飽きてしまったり重たいなあ…と感じることもありますが、このパンケーキは空気を食べているような軽さがあるのでいつも以上に食べられますよ。ホットケーキミックスによって甘さが違うので、バター、メープルシロップはお好みで調整してくださいね。
材料(3〜4枚分)
- ホットケーキミックス 150g
- 卵 2個
- 牛乳 100cc
- グラニュー糖 小さじ1
- バター、メープルシロップ 各適量
作り方
1.卵は卵黄と白身に分けます。
2.ボウルに卵黄、牛乳を入れて混ぜ合わせます。
3.[2]にホットケーキミックスを加え混ぜます。
4.メレンゲを作ります。ボウルに卵白を入れてハンドミキサーの低速モードで混ぜます。卵白がほぐれてきたらグラニュー糖を数回に分けて加えます。ツノが立つまで高速で1〜2分しっかり泡立てます。
5.[3]と[4]をゴムベラで混ぜ合わせます。メレンゲの泡がつぶれないようにやさしくサックリと混ぜてください。少しまだらが残るくらいでもOKです。
6.フライパンを温めて[5]を型に流し入れます。フタをして8〜10分くらい焼いたらフライ返しを使って返します。※バターや油はひかずに焼くと焼き色がきれいに付きます。また、ここではセルクルの代わりにクッキングシートで作った型を使用しています(後述)。
7.返してさらにフタをして5〜7分ほど焼き、型から取り出したら出来上がりです。
丸く焼くためにマストな「簡易セルクル」を手作りしよう
パンケーキを丸く焼きたい時はセルクルがあれば便利ですが、家庭にあるという方はあまりいないのではないでしょうか。そこで便利なのがクッキングシートで作れる型です。ここでは2.5cm幅の型を作りました。少しやわらかい素材ですが、十分役に立ちます。クッキングシートの他には牛乳パックでも作れますよ。
10cm長さのクッキングシートを四つ折りにして、
両端を止めて形を整えたら出来上がりです。
ふわしゅわパンケーキのポイントまとめ
ポイント① メレンゲはしっかり泡立てる
ふわしゅわの要となるメレンゲはしっかりツノが立つまで泡立てましょう。
ポイント② 生地は混ぜすぎない
卵黄の生地にメレンゲを加えたら混ぜすぎず、少しまだらが残る程度で大丈夫です。あまり混ぜすぎるとメレンゲの泡がしぼんでしまいます。
ポイント③ 焼くときはスペースを空けて
フライパンで一度に焼くのは2枚にしておきましょう。スペースがないと返しづらく形が崩れやすです。
ポイント④ 低温でじっくり焼く
厚みがあるので通常のパンケーキより焼き時間が長いですが、弱火で焦らずじっくり焼けば焦げません。
手作りのふわしゅわパンケーキは、休日の朝ごはんやおやつにぴったりです! お好みの材料を合わせて、ぜひ試してみてくださいね。