ネスレ日本が「ネスカフェ」の新コンセプト“Make your world”を日本でも展開すると発表した。「ネスカフェ」を選ぶ、という小さな行動がサステナブルな未来へつながるというメッセージを発信。日本のコーヒー文化をリードし続けてきた「ネスカフェ」の主要製品のパッケージデザインを刷新し、ネスレのサステナビリティへの取り組みを伝えたいとした。また9月1日(金)には新製品も登場し、さらに充実したラインナップに。「ネスカフェ」の進化に注目だ。
誕生以来、サステナビリティをブランドの中心に据えてきたグローバルコーヒーブランド「ネスカフェ」
「違いのわかる男」「ダバダ~♪」のCMといえば誰もがパッと思い浮かぶのではないだろうか。そう「ネスカフェゴールドブレンド」のCMである。そんな「ネスカフェ」は、実は1930年代に、コーヒー豆の大豊作と価格の暴落に頭を悩ませていたブラジル政府からの要請を受け、ネスレが保存に便利なソリュブルコーヒー(※)を開発、製品化したことから 1938年に誕生していたのだ。社会課題の解決をきっかけに生まれた「ネスカフェ」は、サステナビリティをブランドの中心に据えて発展。現在「ネスカフェ」のコーヒーは、世界中でなんと毎秒 6,000杯が飲まれているという。
(※)お湯などに溶かして飲む、粉末タイプのコーヒーのこと
“Make your world”を掲げた新ブランドコミュニケーションを、日本でも展開
ネスレは新コンセプト“Make your world”を掲げ、これからもおいしいコーヒーを飲み続けられる未来のために、グローバルコーヒーブランド「ネスカフェ」を通じてサステナビリティに取り組むと発表した。“Make your world”を掲げた新ブランドコミュニケーションは2023年より世界各国で開始。これからも香りや味わいにこだわったおいしいコーヒーを届けることや、コーヒーを選ぶ際に、香りや味わいだけでなく生産者や環境に配慮して作られたコーヒー豆を使った一杯を選ぶことが、“自分やその周りの世界を変える”きっかけとなることを伝えている。日本においては、“Make your world”に込められた思いをより身近に感じてもらうために、日本語のブランドメッセージを“そのコーヒーは、あなたをちょっとだけヒーローにする。”とし、10月からテレビCMなどを展開予定だという。
主要製品のパッケージデザインを刷新
「ネスカフェ ゴールドブレンド」、「ネスカフェ エクセラ」、「ネスカフェ ふわラテ」の製品パッケージを日々の暮らしに寄り添う、シンプルで現代的、かつ親しみやすいデザインに刷新。新コンセプト“Make your world”に込められた思いを伝えるために、「ネスカフェ」のアクサン(※フランス語で「アクセント」の意味)マークを象徴的に使用しつつ、それぞれのブランドの個性が際立つデザインとなっている。
さらに、「ネスカフェ」の主要製品のパッケージ裏面には、“責任ある調達基準を満たしたコーヒー豆”を使用している旨と詳細情報へのQRコードを記載。ネスレのサステナビリティへの取り組みを伝えるという。
9月1日新製品発売!さらに充実したラインナップに!
9月1日にレギュラーソリュブルコーヒー、カフェラテタイプのスティックミックス、ギフトを新発売。
レギュラーソリュブルコーヒー「ネスカフェ エクセラ すっきり華やぐ」
すっきりとした味わいのコーヒーやラテを楽しみたい方向けの澄んだ味わいと挽きたての香りが特長のレギュラーソリュブルコーヒー
スティックミックス「ネスカフェ 香味焙煎 ひとときの贅沢 スティックコーヒー」
“香味焙煎”ならではの、厳選豆とこだわりの焙煎がもたらす香り、苦味や酸味を抑えたすっきりと澄んだ味わいが楽しめる、コクのあるラテが作れるスティックミックス
「ネスカフェ スティックギフト」
フォーマルにもカジュアルにも使える、身近な人へ感謝の気持ちを伝えるのにぴったりなギフトオケージョンやお好みで選べる 4 製品をラインアップ
責任ある調達基準を満たしたコーヒー豆とは…
生産者や環境に配慮して作られ、栽培に従事した農家グループまたは協同組合を特定でき、ネスレ独自の責任ある調達基準を満たしていることを独立した第三者機関によって検証または認証されたコーヒー豆のこと。
ネスレは2025年までに、責任ある方法で調達されたコーヒー豆を「ネスカフェ」製品に100%使用することを世界規模の目標として掲げている。日本の「ネスカフェ」には、責任ある調達基準を満たしたコーヒー豆が100%使用されている。
ネスレのサステナビリティへの取り組み「ネスカフェ プラン」
ネスレは、気温の上昇により2050年までにコーヒー生産に適した土地が最大で50%減少する“コーヒーの2050年問題”や、コーヒー生産世帯の80%が貧困ライン以下で生活をしているなど、コーヒー栽培を取り巻く課題に対応するため、世界的なプログラム「ネスカフェ プラン」を2010年に立ち上げた。コーヒー栽培を長期的に持続可能なものとするため、気候変動対策や社会的・経済的課題の解決を支援する活動を行ってきた。さらに現在は、2022年10月に発表した「ネスカフェ プラン2030」を通じて、再生農業の推進による温室効果ガス排出量の削減、コーヒー生産者の生活向上の支援を行うなど、取り組みを加速させている。日本においては、高品質な国産コーヒー豆の栽培を目指す産学官連携の「ネスカフェ 沖縄コーヒープロジェクト」を2019年4月に立ち上げた。これまで限定された量にとどまってきた沖縄県産のコーヒー豆の生産量を拡大することで、沖縄県産のコーヒー豆やコーヒー製品を新たな特産品とすることを目指しているという。
普段何気なく口にしているコーヒーは、生産者や環境に配慮して作られた一杯なのか。今後コーヒーを選ぶ際は、ぜひサステナブルな未来を少しでも意識してみてほしい。