東方Project公認二次創作のスマートフォン向けリズムゲーム「東方ダンマクカグラ」が昨日10月28日に1年3ヶ月の歴史に幕を閉じた。約120曲以上の人気アレンジ楽曲の実装などで話題を集めていたものの、サービス終了となった。
そんなダンマクカグラだが、サービス終了日に配信された「東方ダンマク祭 ありがとうダンカグSP」にてゲームに関する各種データが公開され、SNSを中心に話題になった。
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3人に1人が14歳以下
同配信の1時間44分ごろに東方ダンマクカグラをプレイしていた年齢層分布が紹介され、分布は以下の通り。
このデータによると、20歳未満のユーザーが58%と半数を占め、さらには14歳以下のユーザーが33%という非常に平均年齢層の低いゲームであったことがわかった。14歳以下のプレーヤー人口が25歳以上のプレーヤー人口の1.3倍近くを占め、全体の3人に1人という状況にSNSでは驚きの声が相次いだ。
若い≠儲かる?
現代のスマートフォンゲームはゲーム内アイテムを独自通貨で購入するというアプリ内課金システムが収益獲得の基盤となっており、購買能力の高い20代・30台以上の壮年期世代の獲得が十分でなかったが故に収益回収が難航したのではないかという声もあった。
また、音楽ゲームは定期的な新規楽曲の実装が求められる上、楽曲の権利関係の業務や費用が発生し、初期投資や運転費がその他ジャンルのゲームよりも多くなりがち。
加えてこの「東方ダンマクカグラ」はスタミナ制を採用しておらず、好きなだけプレイすることのできるという制限の緩いゲームシステムだった。この点においても課金意欲の獲得に不利だったのかもしれない。
コンテンツの繁栄には若年層のファンは欠かせないものの、ゲームの繁栄となると壮年期世代の獲得は必要不可欠で、「嬉しいけど厳しい。」そういう状況だったのかもしれない。
スマートフォンゲームとしてのリズムゲーム「東方ダンマクカグラ」はサービス終了となるが、”スタンドアローン版ダンマクカグラ”として「東方ダンマクカグラ ファンタジア・ロスト」というタイトルでのコンシューマ機移植も企画されている。
11月4日からクラウドファンディングプロジェクトも開始されるので、ぜひ支援してみてはいかがだろうか。