国土交通省は、管理する国道において、ビッグモーター店舗前の街路樹が枯れた箇所について、土壌調査を実施。
本日13日に、その調査結果を公表した。
全国の8店舗で除草剤成分検出
国の地方整備局等による調査で、ビッグモーター店舗前の街路樹が枯れたことが確認されたのは、全国の10店舗。
この内8店舗前で、除草剤成分(グリホサートなど)が検出された。
なお、除草剤成分が検出されたのは、福井県内の福井店前、越前店前、長野県の松本店前。
また、香川県の高松国分寺前店、愛媛県の平井店前、松前店前。
さらに、福岡県の飯塚店前、長崎県の多良見店前で、いずれの店舗も国道に面している。
国も被害届提出
この調査後も新たに、山口県の宇部店前でも、除草剤成分が検出された。
国土交通省は「今回、除草剤成分が検出された箇所については、所轄の警察署に被害届を提出する」としている。
怒りをあらわにする自治体も
除草剤によって、街路樹が枯れた問題では、ビッグモーターの副社長らが、県庁に直接謝罪に訪れたケースもある。
しかし、電話で済ませているケースあり、ある自治体担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「本当に謝罪の意思があるのか疑わしい」と怒りをあらわにしている。
なお国土交通省が、今回被害を確認した国道上の街路樹に関しては、「国の方で適切に原状回復を行い、原因者が特定された箇所から順次、原因者に対して損害賠償等を請求する予定」だという。