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ビル・ゲイツ氏「破壊的な変化にとても不安を感じる」AI発展に懸念 安住アナのインタビューで


石破茂首相(右)とも会談したビル・ゲイツ氏(8月19日、ロイター)

TBS安住紳一郎アナウンサー(52)が、23日放送の同局系「情報7daysニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演。来日していた米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏(69)へのインタビューを放送した。

ゲイツ氏は、このほど、日本を訪れ、石破茂首相とも会談。石破氏は19日、ゲイツ氏が支援しているアフリカなど途上国の子どもらへのワクチン供給を行う国際組織「Gaviワクチンアライアンス」に今後5年間で最大5億5000万ドル(約812億円)を拠出する考えを示したばかり。

ゲイツ氏は安住アナから「私たちも学生のみなさんも少し勘違いをしていたところがあって。きっとゲイツ財団はITのテクノロジーに投資をしていると思ったんですが『グローバル・ヘルス』というものに注力しているということなんですね」と問われ「子どもがマラリアにかかったらコンピューターがあっても仕方ないですよね。重要なのは子どもたちが生きること。健康で身体や脳が成長することです。それは家庭にとっても国にとっても大切なことです」と語った。

ゲイツ氏は今年5月、自身の財産、財団の資金を合わせた約2000億ドル=約30兆円を2045年までにほぼ全額支援に回し“使い切る”と発表。インタビューでも「私の仕事人生は“次のステージ”に来ました。ゲイツ財団は今後20年間で低所得国に向けAIを使った医療アドバイスの提供を考えています。スマホを使って気軽に聞けるんです。『こうした症状があるけど、病院に行くべき?』と」とAIを使った支援の展開の構想にも触れた。

番組では、大学生にもゲイツ氏への質問の機会を提供。東大の鮫島華さんは「PCやAIなど球速に普及した技術で学習期間は増えたがデジタル格差や弊害をどう思う」と質問した。安住アナも「AIが人間の仕事をとったり、AI戦争が起きたらそれは私たちに止められないんじゃないか」と補足して、ゲイツ氏に質問をぶつけた。

ゲイツ氏はAIの急速な発展、拡大について「AIは新薬の研究開発にも一役買ってくれると思っています」と、AIのもたらすだろうメリットに言及。しかし一方で「ポジティブなこともたくさんありますが、共に働くには大きな課題があると思います」として「そして『雇用市場』が急速に変化するでしょう。それは過去にも起きました。日本もそうでしょうが、農家さんがとても減りました。100年くらい前なら『農家が減るなんて絶対ない』と皆思っていたでしょう。こうしたことがこの先10年のうちに起こる。そんな破壊的な変化にとても不安を感じます」と懸念を表明した。

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