
韓国の人気女優ペ・ドゥナ(45)が21日、都内で行われた映画「リンダリンダリンダ 4K」(22日公開)前夜祭舞台あいさつに登場した。
ブルーハーツの名曲に彩られた青春映画の金字塔が20年ぶりに4Kデジタルリマスター版で公開となり、このイベントのために来日。ともにクアトロ主演を務めた前田亜季(40)、香椎由宇(38)、関根史織(39)と、山下敦弘監督が再集結した。
バンドを組んだ4人の女子高生の物語で韓国人留学生役を演じたペ・ドゥナは「20年の時を経て、4Kで再上映されるというお知らせを聞いて本当にうれしかったです。聞いたのは去年でしたが、去年聞いたお知らせの中でいちばんうれしかった」とし、「心から愛する映画であり、私たちの輝ける若いころの姿が収められています」と語った。
当時の撮影を振り返り「私を家族のように受け入れてくださった。前橋で1カ月くらい過ごしましたが、海外でこんなふうに滞在して撮影するのは怖くないことだな、と思った」としみじみ。「再会するということで本当に緊張していましたが、少し照れくさいような恥ずかしいような、20代に戻ったような気分になって感動的です」。
イベントが盛り上がりをみせる中、共演した松山ケンイチ(40)がサプライズで登場すると、驚きと感激で座り込む場面も。松山が「人生最高の告白シーン」という1シーンを完全再現すると、「私がこの映画の中で大好きなシーンのひとつだった。松山さんがもう1度再現してくださってうれしかったです」。
「あの青春がずっと続いている感じ」という松山が「20年ぶりの告白なんですけどお返事を」と催促すると、ペ・ドゥナは「嫌いじゃないけど、好きじゃない」という日本語のせりふを即興で返し、客席を沸かせた。松山は「やっぱりそれだったんですね! すごくうれしい。『嫌いじゃないけど好きじゃない』って言ってもらいたいと思ってたら、まさにでした」と喜んでいた。