
22年10月1日に亡くなったアントニオ猪木(本名・猪木寛至)さんのライセンスを管理する「IGF猪木元気工場」は12日までにX(旧ツイッター)を更新。今夏の第107回全国高等学校野球選手権大会(甲子園)に初出場した豊橋中央(愛知)に賛辞を送った。
豊橋中央は11日、日大三(西東京)に2-3で初戦敗退。負けはしたが、豊橋中央のエース高橋大喜地(だいきち)投手(3年)が“アントニオ猪木顔”で聖地を沸かせていた。
猪木さんのアカウントは「#甲子園で響いた『#炎のファイター』 #豊橋中央高校野球部の皆様、関係者の皆様 そして、#東邦高校マーチングバンド部の皆様 雨の中、大変お疲れ様でした」とねぎらった。そして猪木さんが引退スピーチで語った「道」の文面をアップした。
高橋は5回2死一、二塁のピンチで、あごを突き出し、捕手からのサインにうなずく。今夏の愛知大会からピンチの場面で“猪木顔”をする独特のルーティーンを披露。このピンチを二飛で切り抜けた。自分らしさ全開だった。試合後には「小さい頃から人を楽しませることが好きだった。お客さんを楽しませるプレーはできたと思う。それが誇り」と胸を張った。
そしてアントニオ猪木氏の好きな名言が「出る前から負けることを考えるバカがいるか」だ。高橋は「その気持ちを持って試合に臨んだ。1度も『負ける』と思って投げたことはない」と涙をぬぐった。