
国民民主党の玉木雄一郎代表が25日までにX(旧ツイッター)を更新。22日の都議選で立候補者42人が落選した地域政党「再生の道」についての発言を謝罪した。
玉木氏は会見で「ネットを中心に展開していた再生の道さんとかですね、維新、日本保守党は0議席に留まっていますので。逆にいうと我々もネットでもご支援いただいてますけど、単なるネット頼みの、風頼みの政党ではないということも証明できたのかなと思います。ネット、リアル合わせてですね、支持が拡大できるように反転攻勢頑張っていきたいと思います」などと語っていた。
X上では玉木氏会見の当該部分が拡散された。「再生の道」から杉並区で立候補し、落選した青柳充哉(あおやぎ・みつや)氏(36)が反応。「僕が知る限り、”ネットを中心”にした再生の道の候補者なんて1人もいなかった」と主張した上で「SNSを重視してかなり意識的に複数コンテンツを毎日アップし続けた自分でも、感覚としてはネットとリアルで50/50くらいの時間の使い方だったと思います」と記述。続けて「炎天下で顔を真っ黒にしながら、喉を枯らしながら、日々駅や街頭に立ち、演説したり、ビラを配ったり。みんな必死にやってました。もちろん今後改善すべき点はたくさんあると思いますが、そこだけは重ねて強調しておきたいと思います」とつづり、玉木氏へ返信した。
その後、玉木氏は青柳氏の投稿を引用した上で「ご指摘ありがとうございます」と対応。「『ネットを中心に』と言ったのは、SNSを効果的に活用し多くの人にメッセージを届けることのできる再生の道の皆さんの取り組みへの敬意と驚嘆です。実際、選挙前の記事だったと思いますが、再生の道関連の動画再生回数が1億回を超えているときに、我々は5000万程度でした」と記述。
続けて「同時に、再生の道の候補者の皆さんが、ネットのみならず、支援者の皆さんと一緒になって炎天下でビラ配りや街頭演説に全力で取り組んでいた姿は、私も見ていましたし、知っています。ネットとリアル、どちらも本気で取り組んでいたそのバランスが、再生の道の強みだったと思います」とつづった上で「ただ、それだけに再生の道が議席ゼロにとどまったことは、ある意味驚きでした」と強調。最後に「いずれにせよ、懸命に選挙に取り組んだ再生の道の関係者の皆様に不快感与える表現になったことを詫び申し上げます」と謝罪した。