
元テレビ朝日社員の玉川徹氏は30日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。玉川氏は、29日に農水省で開かれた古古古米などを含めた備蓄米の試食会に参加。小泉進次郎農水相へのインタビューの様子も伝えた。
番組では29日の試食後、玉川氏が小泉農相にインタビューした様子を放送。玉川氏は、コメ高騰を引き起こした農政の今後の抜本的改革について「自民党は今までそうじゃなかった。自民党の農政(農林族)は。いわゆる、これ言い方がいいか分からないけど、『抵抗勢力』かもしれない。実際にできるのか」と質問。抵抗勢力は、小泉氏の父、小泉純一郎元首相が郵政民営化などの一連の「小泉改革」の際に自民党内の改革反対派をさした言葉。自民党内の反対派勢力との対立構図、対決ムードをあおって求心力を高めたい思惑があったとされる。
元首相だった父について回った言葉を使った質問だったが、小泉氏は軽々には乗っからず、「二項対立を演出したい人もいっぱいいるでしょう。そこは思いは分かる」と冷静に対応。「今、この方向性で後押しをしてくれているのも、森山裕幹事長だったり、党のいわゆる『農林族』という方だったり、今見ている方向は同じだと思います。この前向きな方向に転換を成し遂げることができるように、まず、コメの高騰を抑えたい」と語った。