
ジャズ歌手のマーサ三宅さんが14日に亡くなったことが、「マーサ三宅ヴォーカルハウス」の後継スクール「Jazz Vocal House,Tokyo」の公式サイトで発表された。92歳だった。
「日本のジャズ・ヴォーカルの第一人者マーサ三宅先生が5月14日にお亡くなりになりました。マーサ三宅先生は1933年満州に生まれ、戦後はレイモンド・コンデとゲイ・セプテットの専属歌手として名を知られるようになり、その後は戦後のジャズシーンで常にトップ・ジャズ・ヴォーカリストとして長年活躍しました」と発表、マーサ三宅さんの写真を添えた。
そして「Jazz Vocal House,Tokyo は今までのマーサ三宅先生の温かいご指導とご尽力に感謝し、こころよりここに哀悼の意を捧げます」と追悼した。
また、マーサ三宅さんの元夫で16年に亡くなった大橋巨泉さんとの間にもうけた長女でジャズ歌手の大橋美加(65)が16日、自身のブログを更新。母への思いをつづった。
大橋は「母でなくアイコンだつた聖五月/魅歌」のタイトルで、「母に愛されたか 母を愛したか 証はなにも無い」と吐露。
続けて「わかっているのは 遠い昔、幼い私に 母が歌を教え始めたこと。半世紀以上が経った今、私は歌をうたうという仕事で 自分の家を建て、我が子らを育て上げることが 出来たこと」と振り返り、母と歌うツーショットを公開した。
そして「母の亡骸は最愛の祖母に そっくりだった」と明かし、「命をくれた二人の女性が、これからは 私を見守ってくれると信じ、一日一日を生き抜いていきたい。ありがとう、おかあさん」と亡き母への思いをつづった。