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リチャード・ギアら世界の映画関係者、イスラエルの軍事作戦への「沈黙」を非難する書簡発表


リチャード・ギアやスーザン・サランドンを含む350人以上の映画関係者が、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への軍事作戦に対する非難の書簡を発表しました。この書簡は第78回カンヌ国際映画祭の前日に仏リベラシオン紙と米バラエティー誌に掲載され、ガザの状況への沈黙を批判しています。署名者はガザでのジェノサイドに沈黙できないと主張し、25歳で過去に亡くなったガザ在住のフォトジャーナリスト、ファティマ・ハスナさんについても触れています。この活動において、イスラエル軍によるジャーナリスト殺害の主張もなされています。一方、ドキュメンタリー映画「Put Your Soul on Your Hand and Walk」がカンヌで初上映され、この内容にも関連しています。

リチャード・ギア(2009年7月撮影)

米俳優リチャード・ギア(75)やマーク・ラファエロ(57)、ハビエル・バルデム(56)、女優スーザン・サランドン(78)ら350人以上に及ぶ世界の映画関係者が12日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への軍事作戦の壊滅的な影響に対する「沈黙」を非難する公開書簡を発表した。13日に開幕する第78回カンヌ国際映画祭の前日、複数の親パレスチナ活動団体が発起して仏リベラシオン紙と米バラエティー誌に書簡を掲載。「カンヌで、ガザ地区の恐怖を沈黙させてはならない」と題し、ガザ在住のフォトジャーナリスト、ファティマ・ハスナさんが25歳の若さでイスラエルの攻撃で亡くなったことを糾弾。「ガザでジェノサイド(集団殺害)が起きている間、私たちは沈黙を続けることはできない」と訴えた。

ハスナさんを取り上げたイランのセピデ・ファルシ監督によるドキュメンタリー映画「Put Your Soul on Your Hand and Walk」が、15日にカンヌで初上映されることになっている。

書簡では、外国人ジャーナリストはガザ地区への入国を許可されておらず、イスラエル軍は民間人を標的にし、200人以上のジャーナリストが意図的に殺害され、作家や映画製作者、芸術家たちが残忍な殺害を受けていると非難している。

書簡にはほかにも、「逆転のトライアングル」(22年)でカンヌ映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞したリューベン・オストルンド監督やアウシュビッツ強制収容所をテーマにした「関心領域」(24年)でアカデミー賞国際長編映画賞を受賞したジョナサン・グレイザー監督らも名を連ねている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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