
元プロレスラーで「格闘王」と呼ばれる前田日明氏(66)が25日深夜放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演。若き頃の「やり過ぎ事件」を振り返った。
その1つが「泥酔大暴れ旅館丸ごと破壊事件」。当時、前田氏がエースだった第1次UWFという団体が新日本プロレスに戻った時期で、山本小鉄さんが間に立って、双方で親睦会をやろうとなったという。
旅館で行われた親睦会では参加したレスラーがみなべろんべろんに酔い、前田氏は武藤敬司を呼び、「じゃんけんして勝った奴が殴る」というゲームを始めたという。
前田氏は「じゃんけんして後出しすると、全部俺が勝つんですね。そういうの(じゃんけんに勝って武藤を殴る)を10回くらい繰り返したら、高田延彦が横にいて”前田さん、ずるいですよ!“と言って、俺を羽交い締めにして”武藤、いいから前田さんを殴れ!“と言って。”じゃあ、やれよ“って(前田氏が)言ったら、武藤が端の方まで行って、ダーッと走って”バコン!“って(前田氏を殴った)」と、武藤を交えた大暴れを回想した。
他のレスラーらも暴れるなどしたといい、前田氏は「洋式便所、完全破壊。そこから水がブワーっと(水が噴出してきて)。(別のレスラーが)宴会場の緞帳(どんちょう)にぶら下がってターザンやったらブチッと切れた」などと続けた。
結局、破壊した分の修理費は約700万円請求されたという。
ちなみにこの通称「旅館破壊事件」は参加したレスラーや関係者らさまざまな人がそれぞれの目線でこれまで各メディアで話しており、真相は諸説語られている。