
元プロレスラーで「格闘王」と呼ばれる前田日明氏(66)が25日深夜放送のテレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演。新日本プロレス時代の師匠、アントニオ猪木さんに対し、入門直後、金的攻撃と目潰しをした“衝撃エピソード”を振り返った。
前田氏は、新日本プロレスに入門してから約1カ月後、猪木さんとスパーリングをすることになったという。道場で猪木さんがある時「俺が相手になってやるよ。こい、こい」と、前田氏をスパーリング相手に指名したといい、前田氏は「やる前に聞いたんですよ。“自分、レスリング何も分からないんんで、何やってもいいでしょうか?”って聞いたら、(猪木さんは)“おお、いいよ。何でもやってこい”って」と当時の状況を振り返った。
そしてスパーリングが始まると、怖いものなしだった当時の前田氏はスーパースターの猪木さんに対し“ガチ”の金的(下半身)攻撃と目潰し攻撃を仕掛けたという。前田氏は「金的はね、(猪木さんの)内ももが発達してうまく入らなかったんですね。でも目潰しはね、サッて入ったんですよね。指が。そして、猪木さんが“ウッ”となった瞬間に、周りで練習していたレスラーが10人くらい(リングに)ワーッと上がってきて、フルボッコにされました」と笑顔で回想した。
前田氏はその後、猪木さんから、自身の座右の銘にもなった言葉を言われたことを明かした。「今後のプロレスは技術を争える格闘技のようにしないといけない。ガチが強くないとダメだ」という言葉だったという。
前田氏は「66歳になった今でも言えるのは、自分は猪木さんに言われたことを、そのまま真っすぐに実現しただけなんですよ」と話した。