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中山美穂さんお別れの会に涙 妹・忍「夢だったら良かったのに」小泉今日子が弔辞「かわいい妹」


昨年12月に54歳で亡くなった中山美穂さんのお別れの会が東京国際フォーラムで開かれ、約800人の関係者と約1万人のファンが参列しました。喪主を務めた妹の中山忍さんは、姉を忘れられない悲しみを語りました。小泉今日子さんは、故人の性格について「かわいい妹」と表現し、独特の弔辞を読み上げました。忍さんや小泉さんだけでなく、中村繁之さんや岩井俊二監督も故人との思い出や感謝を述べ、参列者たちの涙を誘いました。悲しみに暮れる中で、中山美穂さんの愛される人柄とその輝かしいキャリアが改めて感じられる会となりました。

中山美穂さんの遺影の前で思い出を語った妹の中山忍(撮影・滝沢徹郎)

昨年12月6日、都内の自宅で54歳の若さで亡くなった、中山美穂さんのお別れの会が22日、東京国際フォーラムで開かれ、関係者約800人、午後5時30分時点で約1万人ものファンが参列した。喪主を務めた妹の中山忍(52)は「これが、夢だったら良かったのに」と涙。小泉今日子(59)は弔辞で「天国の人への中山美穂のトリセツ」5カ条を読み上げ「かわいい妹」と涙声で呼びかけた。参列者が皆、受け止めきれない悲しい現実に直面し、涙した。

  ◇  ◇  ◇

忍の言葉と涙が、参列者の思いを代弁していた。「情けない話なんですけど今の方が泣いてしまうんですね。何でいないのかなぁとか、何でもう会えないんだろうと」。4カ月たっても、消えない悲しみを現実と受け止められないでいた。

同期の中村繁之(57)は1年前、電話で「40周年、一緒に何かできればいいね」と酔っぱらって1時間話したと振り返った。「最後、お会いできた。事実としては分かっている」と死後の中山さんと対面したと明かしつつ「いない感じは今もしない。信じられない。時が経てば会うこともあるかって感じ」と吐露した。

公開中の主演映画「Love Letter」公開30周年記念4Kリマスターを手がけた岩井俊二監督(62)は、弔辞の最後に、中山さんが劇中で演じた渡辺博子が、亡くなったフィアンセの藤井樹に手紙を送ったように、LINEを送った。「僕も送ります。時代は変わりました。LINEで送らせていただきます。既読がついたら怖いです」

最後に弔辞を読んだ小泉は「天国で出会った人たちのために、美穂の取扱注意を箇条書きで記します」と口にして読み上げた。

<1>ものすごく楽しそうにはしゃいでいる時は、心の中に大きな問題を抱えている可能性があります。寄り添って、美穂を離さないでください。

<2>機嫌が悪そうに見える時は、おいしい食べ物とお酒を与えると、簡単にご機嫌になります。

<3>自分の気持ちを言葉にするのが苦手です。そのため、自分で限界まで我慢してしまう時があります。そんな時は、抱き締めてあげてください。

<4>根が優しいので、すぐに人を信用してしまい、ダマされたり、利用されたりすることがあります。守ってあげてください。

<5>根が素直なので、よく泣きます。ポロポロ、大粒の涙を流します。

そして意を決したように言った。「ある言葉を、あなたに言わなければなりません。美穂、さようなら。よく頑張ったね。ありがとう。かわいい妹…美穂、元気でね。美穂、そのうちにいくから…またね」。別れの言葉を口にした現実の悲しさが、耐えきれないと言わんばかりの涙声が、会場にこだました。【村上幸将】

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