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桂銀淑の18年ぶり公演中止 興行ビザがおりず日本に入国できず 


韓国出身の歌手桂銀淑は、東京でのディナーショーがビザの問題で中止となった。彼女は18年ぶりの日本公演を予定していたが、興行ビザが発給されなかったため実現しなかった。桂銀淑は1979年に歌手活動を始め、「大阪暮色」での日本デビュー以来、多くのヒット曲を持つ。しかし、過去に覚醒剤の所持で法的問題を抱え、韓国で実刑を受けたが、現在は音楽活動と福祉活動に専念している。彼女は日本での再度のパフォーマンスに意欲を示していたが、計画は頓挫した。チケットの払い戻しが行われる予定である。

桂銀淑(1999年撮影)

韓国出身の歌手桂銀淑(ケイ・ウンスク=63)が4月26、27日の両日、東京・新宿のヒルトン東京で開催予定だったディナーショーが中止されることが19日、分かった。18年ぶりに日本で歌唱することが話題を呼んでいたが興行ビザの発給が認められなかった。

運営事務局では「2025年4月26日(土)、27日(日)にヒルトン東京にて開催を予定しておりました『桂銀淑DINNER SHOW IN JAPAN 2025』は、諸般の事情により中止とさせていただくこととなりました」と中止を報告。「ご購入いただいたチケットにつきましては、すべて払い戻しの対応をさせていただきます。お買い求めいただいたプレイガイド(JUSEチケット/チケットぴあ/ローソンチケット)にて、払い戻しの対応をさせていただきます。現在、各プレイガイドとの間で払い戻しの受付期間等を調整中でございます。決まり次第、改めてご案内させていただきますので、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます」としている。

桂は1979年に歌手活動をスタートし、84年に来日。翌年に「大阪暮色」でデビューをすると、独特のハスキーで艶っぽい歌声でトップ歌手の仲間入りを果たし「すずめの涙」「夢おんな」などのヒット曲を連発。小泉純一郎元首相が大ファンを公言していた。

だが、07年に覚醒剤取締法違反(所持)の罪に問われて執行猶予付き判決を受け、08年に帰国。韓国でも15年に覚醒剤を使用したとして麻薬管理法違反の罪などに問われて実刑判決を受けた。出所後は薬物とは縁を切り、老人福祉活動などに尽力をしながら音楽活動を再開。昨年には音楽番組「日韓歌王戦」で「すずめの涙」などを日本語で歌唱して健在ぶりを見せつけた。

来日にあたり、桂は「皆さんに会いたくて、心が今もウルウルしています。いつまでも日本で歌で頑張って、頑張り続けていきたい」と日本語でコメント。「東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方を回ってファンに歌声を届けたい」と周囲にも話していたが、日本の土を踏むことはかなわなかった。

日韓国交正常化60周年の節目の年、韓国出身の歌手としてNHK紅白歌合戦に7年連続出場の最多記録をもつ“演歌の女王”の歌声が日本で再び響くことはなくなった。

◆桂銀淑(ケイ・ウンスク)本名同じ。1961年7月28日、韓国ソウル市生まれ。高校在学中にモデルデビュー。79年に歌手活動をスタートし、84年に来日。85年に「大阪暮色」で日本デビュー。88年に「すずめの涙」でNHK紅白歌合戦に初出場し、94年まで7年連続で出場した。90年に日本レコード大賞の「アルバム大賞」受賞。「北空港」「ベサメムーチョ」などヒット曲多数。血液型B。

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