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寛一郎、祖父三國連太郎さん十三回忌「思い受けアクターにもスターにもならず恥じない作品残す」


2014年に90歳で亡くなった三國連太郎さんの「13回忌の会」が命日の10月14日、東京の角川大映スタジオで行われ、俳優や映画関係者約400人が参列しました。長男の佐藤浩市さんと孫の寛一郎さんが参加し、寛一郎さんは三國さんについて「尊敬する好きな俳優の1人」とコメント。また、俳優としての彼の影響についても述べました。会には、小林薫さんや北大路欣也さんなど三國さんと縁のある俳優たちが登壇し、三國さんとの思い出を語りました。特に、石橋蓮司さんは撮影現場での三國さんとの議論を振り返り、彼の俳優としての姿勢に学びを得たと述べました。寛一郎さんは過去のインタビュー映像や出席者の話を通じて、三國さんのエゴイストでクレバーな一面を感じ取ったとし、彼の思いを引き継ぎ、自身の俳優人生を続けたいと誓いました。

三國連太郎さんの13回忌の会に登壇した佐藤浩市(左)と長男の寛一郎

2014年(平26)に90歳で亡くなった、三國連太郎さんの「13回忌の会」が命日の14日、都内の角川大映スタジオで開かれ俳優、映画関係者400人が参列した。

長男の佐藤浩市(64)の長男で、孫の寛一郎(28)は冒頭で「小さい頃の記憶で、三國さんの表情であったり、おやじの会話する時の緊張感を覚えています」と振り返った。そして「僕は三國連太郎さんと(祖父としての)佐藤政雄さんという方は100%、乖離(かいり)した存在、別人のようだった」と三國さんを評した。三國さんの作品は、俳優を志すようになってから見たといい「自分が軽々しく言えない存在ですが、尊敬する好きな俳優の1人です」とも語った。

案内状には、2007年(平19)に三國連太郎さんと佐藤が全日空のCM撮影を行った際に、撮影現場を見学に訪れた小学生時代の寛一郎と一緒に記念で撮影した、3世代のプライベート写真が掲載された。寛一郎は「写真を撮ったのは覚えています」と口にしたが、俳優になるという思いが当時あったかと聞かれると「何も考えていなかった」と口にした。

この日は、三國さんとゆかりのある小林薫(73)渡辺えり(70)永瀬正敏(58)羽田美智子(56)浅田美代子(69)吉岡秀隆(54)「釣りバカ日誌」シリーズの朝原雄三監督(60)石橋蓮司(83)北大路欣也(82)が登壇。各年代で出会った、それぞれの三國さんとのエピソードを明かした。寛一郎は、その1つ、1つに真剣に耳を傾けた。佐藤家3代と共演歴がある石橋が「映画の撮影の際、三國さんと監督が議論になって夜が空け、二人の意見が一致しなかったことで撮影がなくなったこともあり、俳優として自分の意見を言って良いんだということを勉強させていただきました」と語ると、うなずいた。

寛一郎は会の最後のあいさつで「本当に皆さんの話を聞くとエゴイストでクレバーな方だなと思いました。三國さんは芝居の中・映画の中でしか正直でいれなかったのかなと感じています」と口にした。この日、会場で流れた過去のインタビュー映像の中で、三國さんが語っていた言葉を引き合いに「僕は三國さんの思いを受けてアクターにもスターにもならず、このまままい進していきたいと思います。最後に1つ言えることは三國さんに恥ずかしくない作品を残していければと思います」と誓った。【村上幸将】

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