
アーティストひじりえまさんが死去したことが9日までに、所属事務所の公式サイトで発表された。25歳だった。
所属事務所は「2025年4月7日アナフィラキシーショックにより、弊社所属アーティストひじりえまが永眠いたしましたことを、謹んでご報告申し上げます」と報告した。
「アナフィラキシー」とは発症後、極めて短い時間のうちに全身にあらわれるアレルギー症状。アレルギーの原因となる抗原(アレルゲン、原因物質)などの侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が引き起こされ、生命に危機を与え得る過敏反応を意味する。「アナフィラキシーに血圧低下や意識障害を伴う場合」をアナフィラキシーショックという。複数の臓器(皮膚、粘膜、呼吸器、消化器、循環器など)や全身に現れる。
食べ物由来のアナフィラキシーの場合、鶏卵、牛乳、小麦、そば、ピーナツなど、特定の食べ物を食べると発生する。子どもから大人まで幅広い世代で起こり、特に乳幼児に多くみられる。
他にはスズメバチ、アシナガバチなどの蜂の毒液によるアレルギー、ペニシリンなどの抗菌薬、アスピリンなどの解熱鎮痛剤などの薬物アレルギー、天然ゴム製品に触れて発生するラテックス(天然ゴム)アレルギーなどがある。
ひじりさんはソロアーティストとしてのライブ・音楽制作等の活動のほかに、音楽ユニット「Ravi La vie」「狂想ノ六重奏」のメンバーとしても活躍。また、舞台やミュージカルにも出演していた。