俳優仲野太賀（32）主演のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟！」の追加キャストが8日、発表され、乃木坂46の井上和（20）、元中日投手郭源治氏の息子、佳久創（34）らフレッシュな5人の新たなキャストが決まった。
戦国時代を舞台に、仲野演じる豊臣秀長（小一郎）が、兄秀吉（池松壮亮）と協力し、天下統一を遂げた「豊臣兄弟」の偉業を描く。高橋優香子プロデューサーによると、今回「20～30代の俳優さんたちを中心に大規模なオーディション」を行い、5人に決めたという。
佳久創は、文武両道に秀でた、秀長の腹心、藤堂高虎役で出演。知勇兼備の武将で、秀吉の中国攻めや賎ヶ岳の戦いでも活躍する。
佳久創「今回のオーディションでは普段以上に緊張しており、正直覚えていることは少なく、手ごたえなども感じる暇も無くてあっという間に終わってしまった印象でした。ですので数日後にマネージャーから直々に『大河ドラマ無事決まりました』と言われた時は、思わず『よっしゃー！』とガッツポーズをしました。
続けてマネージャーから『役は藤堂高虎です』と言われた時、『え、あの知る人ぞ知る、あの高虎！？』と、さらに嬉うれしかったです。『力強さ』だけではなく『知性』も感じられる高虎を演じられるように挑んでいきたいです」
井上は、“浅井3姉妹”の長女茶々を演じ、旧敵だった秀吉の側室になる数奇な運命をたどる役どころ。
井上和「茶々役を務めさせていただけることに、とても驚きましたし、まだ信じられない気持ちです。今回、オーディションを受けさせていただけることがまずは嬉しくて、とにかくオーディションに真しん摯しに向き合おうという気持ちで挑みました。
私は最初、茶々という人物に対して、気の強い女性という印象が強かったです。しかし調べていくうちに、実は自分の大切な人のために最善の策を取ろうと強く立ち続けた女性なのだと知りました。激動の時代を激しく生きたこの茶々という女性の魅力を私なりに引き出せるよう、精一杯演じたいと思います。」
また、豊臣政権を支えた石田三成は、松本怜生。美濃・斎藤道三の孫、斎藤龍興は濱田龍臣、秀吉の盟友前田利家を支え続けた賢妻まつは、菅井友香に決まった。
