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西田敏行さんのお別れの会に850人が参列 松崎しげる「またな」米倉涼子「大好きだよ」と涙


俳優の西田敏行さんのお別れの会が、東京・増上寺で行われ、約850人の関係者と700人のファンが参列。西田さんの希望通りにぎやかに行われたこの会では、彼の出演作やプライベート写真を展示し、彼の生涯と役者人生を振り返りました。「五人会」の仲間や共演者たちが弔辞を述べ、特に「ドクターX」で共演した米倉涼子さんは涙を見せました。会場には「もしもピアノが弾けたなら」を含む楽曲が流れ、福島出身の西田さんを偲ぶために地元の景勝地を模した祭壇が作られました。戒名には「芸」の字が含まれ、彼の芸能界での輝かしいキャリアを物語っています。

「西田敏行さんお別れの会」で、地元福島県の磐梯山や猪苗代湖をモチーフにした祭壇(撮影・浅見桂子)

昨年10月に虚血性心疾患のため76歳で亡くなった俳優西田敏行さんのお別れの会が18日、東京・増上寺で営まれ、俳優、スタッフ、芸能関係者ら約850人や一般のファンら約700人が参列した。

にぎやかに送ってほしいという生前の言葉通りの、役者人生の軌跡が見える会となった。50年来の仲間「五人会」のメンバー柴俊夫、松崎しげる、「ドクターX」で共演した米倉涼子、劇作家、演出家三谷幸喜さんが弔辞を読み、西田さんをしのんだ。

   ◇   ◇   ◇

会場へ続くアプローチには、映画「植村直己物語」「ステキな金縛り」「星守る犬」「敦煌」など数々の出演作のポスターが展示された。入り口では「ドクターX」シリーズで長年演じた蛭間院長のパネルが出迎え、「釣りバカ日誌」シリーズや大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のオフショットやプライベートショットなど、さまざまな写真が飾られた。西田さんの76年間の人生、58年間の役者人生の軌跡が分かるようになっていた。

所属事務所の小林保男代表は謝辞で「生前『自分の葬儀やお別れの会はにぎやかな会にしてほしい。笑顔でお帰りいただきたい』と娘さんたちに話していたそうです」と明かした。その言葉通りの会で、会場には代表曲「もしもピアノが弾けたなら」をはじめ、尾崎紀世彦さんのヒット曲をカバーして歌った「また逢う日まで」などの楽曲や、出演作VTRも流された。

故郷福島の磐梯山や猪苗代湖を約4000本の花で模した祭壇には、2年前に撮影された写真が飾られた。西田さんらしいチャーミングな笑顔で、参列者に話しかけそうな雰囲気を見せていた。

幅広い年代の参列者が集まり、西田さんがいかに愛されていたかを思わせた。弔辞を読んだ「五人会」のメンバー柴、松崎はそれぞれ「さよならは言いません」「またな」と声をかけ、米倉は「大好きだよ」と涙した。三谷さんは、西田さんの思い出話を笑いとともに振り返った。

増上寺は、西田さんがNHK大河ドラマ「葵 徳川三代記」(00年)で演じた徳川秀忠らが眠っている。秀忠の臨終シーンで「お江が眠る増上寺に葬ってほしい」と遺言した縁もあった。境内には一般の献花台も設けられ、ファンが手を合わせる姿も見られた。

役者、エンターテイナーとして生きた西田さんを表すように、戒名は芸の文字が入れられた「芸月院敏那覚優居士(げいげついんびんなかくゆうこじ)」。【小林千穂】

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