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日本テレビは17日、都内の同局で定例会見を行い、福田博之社長が、タレントらがオンラインカジノでの賭博疑惑で警視庁から事情聴取される事案が発生している件について言及した。
同局では賭博への関与が疑われたダイタク出演予定番組で出演部分をカットする処置などがとられていた。
福田社長は今後の番組差し替えなどの予定はないと明かした。ダイタクらが所属する吉本興業への申し入れなどについて問われ、「あらためて何かを求めることはございません。情報は常に出していらっしゃいますので。状況をみながら必要があればやるべきなのかなと思います」と語った。
主に芸人らの間でオンラインカジノでの賭博疑惑で警視庁が任意事情聴取を行う事案が発生しており、吉本興業では所属する複数のタレントが聴取を受けた。警視庁は現在、違法性の認識や利用頻度など、聴取内容を踏まえて立件の可否を慎重に検討しており、吉本興業は「現在、事実関係を確認中」としている。
また、一部で聴取されていると報じられた、令和ロマン高比良くるま(30)はコンビのYouTubeチャンネルで事実を認め、謝罪。相方の松井ケムリ(31)と並んだ動画で「オンラインカジノにまつわる事情聴取を受けたという記事により、大変お騒がせしてしまい、申し訳ありませんでした」と頭を下げた。19年末に大学時代の知人から誘いを受けて、海外の口座から送金したことなどを明かし「違法ではないという説明を受けて、かつネット上に広告が上がっていて、こちらとしても違法ではないという認識をしてしまいました」と、20年末まで1年間ほど続けていた事実を認めていた。