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日本テレビは17日、都内の同局で定例会見を行い、福田博之社長が女性とのトラブルなどで引退した中居正広氏へのメッセージを伝えた。
中居氏は同局系「ザ!世界仰天ニュース」などにも出演しており「こういう形で引退されたわけですから、番組出演はかなうものでもないですし、もう一度出てほしいとお伝えするつもりはないですけど、長い間頑張っていただきましたので、それに関する感謝の気持ちはストレートに伝えたいと思います」と話した。
中居氏をめぐっては、週刊誌報道で明るみとなった女性トラブルにフジテレビ社員が関与したなどと報じられ、フジが会見を行うなどする事態に発展していた。
この日の日テレ定例会見では中居氏から昨年12月に週刊誌の取材を受けたことなどを報告されていたことを明かした。山田克也取締役は「昨年12月に中居さんから雑誌の取材を受けた報告を受けておりました。詳しい内容は聞かなかったということです」と語った。
その後、今年1月6日に中居氏から説明があったといい、山田取締役は「『この件に関しては守秘義務があるので事案の細かいことはご説明できません。ご迷惑おかけして申し訳ありません』ということでした」と明かした。
日テレではその後、中居氏の同局でのレギュラー番組降板などを発表した。福田博之社長は「そこで何があったのか把握したところで降板という形にしました。対応は間違ってなかったんじゃないかと思います」とした。
また、今回のトラブルの発端にはテレビ局関係者らと女性アナウンサーを交えた会食が背景にあったとされている。福田社長は女性アナウンサーらの会食参加について「参加自体を否定することはありません。あるべき形で楽しい会食になるよう、同行する人間が一番考えなければならないのではないかなと思います」と話した。
またフジテレビが報道を受けて行った会見が参加媒体を絞るなどして批判を受け、オープンな形で2度目の会見を行うなどした件については「日本テレビとしてどうこう言う立場にないと思いますので控えさせていただきます」とした。日テレ記者が番組内で「私たちは質問することができませんでした」などと語っていた点について、心境などを問われると「ここでお話しすることではないのかなと思います」と語るにとどめた。