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2020年に英王室を離脱したヘンリー王子(40)の米国ビザをめぐる問題が再熱する中、トランプ米大統領が7日に米ニューヨーク・ポスト紙の取材に「国外追放しない」と表明したことが分かった。
23年に発売した回顧録「スペア」で過去の薬物使用を認めたことを受け、ビザ申請に虚偽の申告があった可能性が浮上し、シンクタンクのヘリテージ財団がビザ申請に関する記録を公開するよう国土安全保障省を相手に訴訟を起こしていた。財団は、バイデン政権が王子を擁護していた可能性を指摘。米国ビザの取得資格が剥奪される可能性があると主張し、トランプ大統領の介入を働きかけていることが伝えられていた。
選挙戦中から自身が当選したら「王子を守らない」と公言していたトランプ氏だが、同紙によると「そんなこと(国外追放)はしたくない。彼を放っておくつもりだ。彼は妻(メーガン妃)と十分問題を抱えている。彼女はひどい」とコメント。王子は妻に「むちを打たれている」「かわいそうなハリー(ヘンリー王子)は、振り回されていると思う」などと話し、問題の責任はメーガン妃にあるかのような発言をした。
メーガン妃は結婚前の16年の大統領選を前に、トランプ氏を「分断的」で「女性軽視的」と批判し、同氏が当選したらカナダに引っ越すと発言していた。トランプ氏は後にこの発言を受けて、妃が「嫌な人だとは知らなかった」となどと述べていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)