ヤクルト本社が、フジテレビで放映しているCMを当面差し替えることが20日、明らかになった。
同社は取材に対し、CMの差し替え理由について「一連の報道の内容を総合的に判断して、CMをとりやめるという決断に至った」と回答。今後のCM再開については「調査委員会の調査結果を受けて判断する。結果が出るまではCMを差し替える」とした。
フジテレビへのCM出稿をめぐっては、第一生命保険や日本生命保険、トヨタ自動車、NTT東日本などがすでに差し替えを表明している。さらにこの日、日産自動車や花王、ダイハツ工業、日本マクドナルド、セブン&アイ・ホールディングスなども同様の措置を取っていることも明らかになった。
フジテレビは1月17日、昨年12月に中居正広(52)の女性トラブルに同局社員が関与したなどと報じられて以降、初めて会見を行った。港浩一社長(72)が冒頭で「多大なご心配、ご迷惑をおかけし、説明ができていなかったことをおわびします」などと謝罪し、これまでの経緯などについて説明。外部の弁護士を中心とした調査委員会を立ち上げて、社員の関与の有無などを検証する方針を示した。一方で、具体的な対応などに関する質問には調査を理由に、回答を控える場面が目立った。