女優吉岡里帆(31)が13日、都内で映画「ファーストキス 1ST KISS」(塚原あゆ子監督、2月7日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。
同作は松たか子(47)演じる、事故で夫を亡くした硯(すずり)カンナが15年前にタイムトラベル。SixTONES松村北斗(29)が演じる若き日の夫、駈(かける)にもう1度恋をするオリジナルラブストーリーになっている。
吉岡は駈に恋心を抱く天馬里津役。試写会で完成版を見たと言い「両隣のお姉さんが大号泣されてて。大事なのに大事さを忘れているかもしれない人が見たら、もう1度その人のことを見つめ直そうと思える、ギフト的な映画」とアピールした。
映画では松が2024年から2009年にタイムトラベルする。自身の15年前を振り返り、吉岡は「高校生の自分に言いたいことがあって」と切り出した。当時修学旅行の行き先が海外で、初めてパスポートを取得したものの、前日に紛失して参加できなかったという。「うれしいからってパスポートを外に持ち出したりは絶対しないでって言いたいです。修学旅行に行けなかった分の単位取得で、とんでもない量の勉強をしなくちゃいけなくなるよっていう警告もしたい」と悲しい思い出に苦笑いだった。
松と松村のほか、森七菜(23)、脚本家の坂元裕二氏、山田兼司プロデューサーも出席した。