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『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』感想レポート!温かな家族の絆と熱いアクションに注目


劇場版 SPY×FAMILY CODE: White


 


 


『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』とは?


『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』は、遠藤達也さん原作の大人気マンガ『SPY×FAMILY』の、完全新作オリジナルストーリーで展開するアニメ映画です。


 


本作は、それぞれが自身の正体を隠して暮らしている「仮初の親子」であるフォージャー家の「家族旅行」の物語。


 


父親のロイド(正体:スパイ「黄昏」)、母親のヨル(正体:殺し屋「いばら姫」)、娘のアーニャ(正体:心が読める超能力者)、そして愛犬のボンド(正体:未来予知犬)。


 


この3人と1匹が揃って、「ただの家族旅行」になるはずがない……!


 


旅行中、ひょんなことから「世界の平和を揺るがす秘密が隠されたチョコレート」を食べてしまったアーニャは、数々のハプニングに見舞われることに。


 


ひと粒のチョコレートをきっかけに、期せずして世界の命運を握ることになったフォージャー家の壮絶な家族旅行が始まります。


 


ハートフルなシーンも、もちろんアクションシーンも盛りだくさん。


 


完全新作オリジナルストーリーのため、原作マンガファンもアニメファンも、そして『SPY×FAMILY』の世界に初めて触れる方も、等しく新鮮に楽しめる作品です。


 


 


声優情報


ロイド・フォージャーこと敏腕スパイ「黄昏」役は、『アイドリッシュセブン』の六弥ナギ役、『あんさんぶるスターズ!』の日々樹渉役、『A3!』の皇天馬役などを務めている江口拓也さん


 


フォージャー家の娘のアーニャの役を務めるのは種﨑敦美さんです。『響け!ユーフォニアム』の鎧塚みぞれ役、『魔法使いの嫁』の羽鳥チセ役を務めており、最近は『葬送のフリーレン』のフリーレン役で話題になりました。


 


母であり殺し屋でもあるヨル・フォージャー役は、『鬼滅の刃』の胡蝶しのぶ役、『聲の形』の西宮硝子役、『魔法科高校の劣等生』の司馬深雪役を務めている早見沙織さんです。


 


また、フォージャー家の愛犬であるボンド・フォージャーの役を務める松田健一郎さんは、『SPY×FAMILY』の作品全体でナレーションも担当されています。


 


さらに、本作は、敵役コンビのミドリ役とルカ役を、それぞれ俳優の中村倫也さん賀来賢人さんが務めることでも公開前から話題を呼びました。どこか憎めない2人の、コミカルな掛け合いも見どころです。


 


 


『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』おすすめポイント


笑いあり、感動あり、ワクワクドキドキのストーリー


本作のいちばんの魅力は、ドキドキとワクワクが止まらないストーリー展開。どんどん大きくなっていく物語の規模に、終始釘付けになりました。


 


筆者が最も惹きつけられたのは、フォージャー家の中で巻き起こる、「家族」としての変化の描写


 


互いの利害のために始まった「フォージャー家」は、幼少期に戦争で全てを失ったロイド、弟との生活のために殺し屋になったヨル、実験施設で生まれ育ったアーニャという、全員が、いわゆる「一般的な家族の在り方」を知らずに生きてきた人物です。


 


その中で、互いを思いやりながら、時に正体を隠すために苦心しながら、手探りで「家族」になっていこうとする姿が、映画でも描かれています。


 


アーニャに対して、父性、母性が芽生えつつあるロイドとヨルの様子にも注目。


 


また、ロイドからヨルへのささやかな気遣いが、思いがけずクライマックスで命運を握ることになる……という展開もあり、その伏線も見どころです。


 


ドキドキのアクションと思い切り笑えるコメディーの中に、ぐっとくるハートフルなシーンが鮮やかに共存しており、ドキドキしたり笑ったり感動したりと、鑑賞中ずっと感情を揺さぶられ続けました。


 


 


数々の「ピンチ」を乗り越えるアーニャの姿も必見!


ちょっとおませな印象もあるアーニャですが、家族旅行にはしゃぐ場面や、旅行中にもかかわらず家族全員で一緒にいられないことに寂しがる場面には、年相応なところが垣間見えます。


 


そんな「子供らしい」好奇心旺盛なところと、何事にも一生懸命な素直さゆえに、本作で様々なピンチに陥るアーニャ。


 


世界平和を揺るがす秘密が隠された、マイクロチップの入ったチョコレートを食べてしまったり、それが原因で敵役コンビに追いまわされたり、敵組織に誘拐されたり、誰もが一度は経験したことがあるであろう「アレ」に懸命に耐えることになったり……。


 


しかし、そのたびに子供らしい柔軟性と切り替えの早さで精一杯立ち向かっていく姿が、とても勇敢で、そしてとてもかわいらしかったです。


 


また、そんなアーニャを常に気にかけ、行動を共にする場面が多いのが、愛犬のボンド。


 


特に、アーニャが誘拐されたシーンでは、アーニャを必死に追いかけようとしたり、ロイドたちと合流した際には、懸命に状況を伝えようとしたり、愛らしい姿が印象的でした。


 


もちろん、「未来予知犬」としてキーマン(?)の役割もきちんと果たしています。


 


 


原作マンガ、TVアニメへのリスペクトも見事


映画のシナリオは完全オリジナルストーリーですが、その中には、マンガ、アニメの中で印象的だった場面がいくつも用いられています。


 


たとえば、ロイドこと「黄昏」と、後輩スパイのフィオナこと「夜帷(とばり)」が、口の形と発音を分けて会話する場面。


 


口の動きでは諜報活動についての話をしているものの、実際に声に出して喋っているのは全く異なる世間話……というスパイならではの会話法は、TVアニメ第30話で放送されたときにも話題になりました。


 


筆者も大好きなシーンなのですが、この会話法、なんと劇場版でも見ることができます


(もちろん、クールな表情のまま、内心で黄昏への想いを叫ぶ夜帷の姿も見られますよ。)


 


この他にも、原作マンガ、TVアニメを踏襲した場面が、たくさん組み込まれていました。


 


この映画が初『SPY×FAMILY』という方はもちろん、原作マンガから『SPY×FAMILY』を知っていた方、アニメ放送からSPY×FAMILY』を追いかけ始めた方も、その世界観の延長線にある物語として楽しめる作品だと思います。


 


 


臨場感溢れる「ちち」と「はは」の戦闘シーン


『SPY×FAMILY』の醍醐味といえば、「家族」を描くハートフルなシーンと、戦闘シーンとのギャップ。


 


映画でも、それを余すことなく楽しむことができます。


 


大スクリーンで見るロイドとヨルの「お仕事」シーンは、切れ味抜群でまさに圧巻


 


特に、ヨルが強敵と一対一で戦うアクションシーンは、思わず息を詰めて見つめてしまうほどの臨場感でした。


 


また、ヨルがとんでもないスタミナとほんの少しの機転で戦う一方、器用な変装技術と頭脳戦で敵方に挑むロイドの対比も印象的。


 


ロイドのスパイ技術とヨルの戦闘の実力が光ります。


 


クライマックスでは、アーニャも持ち前のバイタリティーを発揮して、アーニャらしく奮闘。


 


三者三様の活躍を見せるフォージャー家の姿に、呼吸すら忘れるほど夢中になってしまいました。


 


 


ぜひ映画館で見て、聴いてほしい!迫力満点の映像と素敵な主題歌


やはり外せないのは、映画館の大スクリーンで見るからこその迫力。


 


TVアニメでも、アーニャのくるくると変わる表情や無邪気な仕草、ボンドの表情の変化や、ロイドとヨルの戦闘シーンの臨場感が印象的でしたが、映画館で見るとさらにそれらが魅力的に感じます。


 


ぜひ映画館に足を運んで、味わっていただきたいです。


 


また、本作の主題歌は、Official髭男dismさんの「SOULSOUP」と、星野源さんの「光の跡」。


 


それぞれオープニングテーマ「ミックスナッツ」と、エンディングテーマ「喜劇」で、TVアニメの第1クールに華を添えていたお二組です。


 


TVアニメ放送開始時からさらに何回りも大きくなった『SPY×FAMILY』の劇場版に、再びこのお二組の曲が起用されたということで、とても胸熱な展開でした。


 


エンドロール後にも、何だかんだ苦労人で茶目っ気のある「あの人」がちらりと登場するので、ぜひ最後の最後までお楽しみください。


 


 


SNSの反応


Xでは、「子どもたち大好きネタが盛り込まれてるとは」「アーニャがどちゃくそかわいかった」「ロイドさんヨルさんカッコよかった」「ほんとずっと笑って泣いてた」といった声が寄せられています。


 


また、「2回目見てきたー!」「入場特典第2弾か……もう1回見に行くしかない」といった、リピートするという声も多く見られました。


 


また、お子さん連れで行ったという方だけでなく、ひとりで見に行った大人の方の感想も多々あり、年代問わず楽しめる映画であることが分かりますね。


 


 


『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』感想


温かな家族の絆と、熱いアクションの数々に、寒い冬でもホットな気持ちになれること間違いなしな『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』。


 


緊張感漂うシリアスなシーン、思わず声を立てて笑ってしまうコミカルなシーン、ほっこり癒される温かなシーンから、息を詰めてしまうようなバトルシーン……そのひとつひとつに夢中になれる、緩急に富んだ素敵な作品でした。


 


『SPY×FAMILY』ファンにも、初めて『SPY×FAMILY』に触れる方も、老若男女問わず楽しめる作品ですので、ファミリーで見に行くのもとてもおすすめです。


 


笑って、驚いて、感動して、みんなで熱くなれる、フォージャー家の壮絶な家族旅行の顛末を、ぜひ映画館で見てみてください!


 


 


『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』 PV


 



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