俳優・高杉真宙(22)、女優・安田聖愛(22)、佐藤藍子(41)が16日、東京・イオンシネマ シアタス調布で映画『笑顔の向こうに』(監督:榎本二郎/配給:テンダープロ、プレシディオ)公開記念舞台あいさつを開いた。
歯科医療をテーマに、現場での若手の歯科技工士たちの成長を描いた作品。主演の高杉は美しい義歯を作り美麗なルックスを持つことから“王子”と呼ばれる歯科技工士の大地役を演じた。
実は、高杉と安田はリアルに同級生。ともに演技することへ、「ちらっとご一緒したことはありますけど、こんなにガッツリは初めてですね」という状況だったそうだが、「どうなんですかねぇ。なんとも言えない気まずさがありますね」と、気恥ずかしさが先に立つそうで、「仕事モードの自分に会うというのは恥ずかしくて……『なんかあの人仕事してる』という感じで……お芝居してるという感じだと恥ずかしくて。人前で泣くことってないじゃないですか。しくしく家で泣くことが普通じゃないですか」と、訴える。すると安田も「恥ずかしいというのはなかったんですけど、やりづらさがありました」と、同じ気持ちを共有していたようだった。
さらに、作品にかけて歯医者のエピソードへ、高杉は「ちっちゃい頃から歯医者に通っていて、あんまり怖い記憶がないんです。口の麻酔が好きだったんですよ。うがいもすごく好きで、うがいをしても、口からだーっという感じで好きなんです。あまりない感覚で、ただ楽しいなって思っていました。全然怖くなくて、怖いと聞くんですけど、その感覚が分からなくて」と、意外な告白で驚かせる。
逆に、安田は「本当に歯医者が嫌いで麻酔でギャン泣きしてました。痛いことされる場所というイメージがあって」と、高杉が先に話したため申し訳なさそうに話していた。
続けて、笑顔になった瞬間はという問いかけに、佐藤は、「周りの人が笑顔でいてくれたらそれでいいなと思います」と、大人な回答をすれば、安田は、「仲いい友達と会えたときに、笑顔になれますね。私テンションが一定で、仲の良い子と会ったときだけニヤニヤしていて」と、普段見ることのできない安田が出てくるのだとか。
そして高杉といえば、「欲しい漫画が見つかったときですね。家で漫画を読んでいて、続きが読みたくなって家を出たんです。でもその巻数だけなくて、本屋さんを5軒めぐって、やっとみつかったときの『これで読める!』みたいな、自分のテンションを抑えられないウキウキがあって、それが笑顔になった瞬間でした。普段SNSでプライベートのことはあまり投稿しないんですけど、書こうかと思ったくらい、伝えたい!と思ったくらいテンションがあがっちゃって。ワクワクが止まらなかったです」と、そのときのことを思い出したのか、本舞台あいさつでも止まらず観客達を笑わせていた。
高杉から「1人1人の感情のブレとか、観て感じて頂けたらと思っています。それと大地が出会いによって価値観が変わっていく素がtもたくさんの人に観て頂ければ嬉しいです」と、呼びかけていた。
映画『笑顔の向こうに』はイオンシネマほかにて絶賛公開中!