アニメ『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』スペシャルトークショーが11月8日、東京・池袋の中池袋公園で開催された『池袋シネマチ祭2015』2日目内で開かれ宇佐美奈々子役・伊藤美来、小日向縁役・三澤紗千香が登場し盛り上がった。
『池袋シネマチ祭』は2014年からスタートした池袋の活性化を目的とした映画祭。審査員、作品数を競う従来型とは違った新しい映画の楽しみ方を提案し、街と映画のファンを増やすことを目標としている。
アニメ『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』は、小杉光太郎氏が『まんが4コマぱれっと』(一迅社)に連載している同名作が原作。千葉県・流山市をモデルにした“流川市”を舞台に、同市に住む奈々子と縁が流川市をPRするローカルアイドル(ロコドル)『流川ガールズ』として活動していく姿を描いた。2014年7月から1クールで放送されたが、その後もファンから温かい声援を受け、今年の年末には新作OVAも放送されることとなった。
この日は生憎の雨模様のなかでのイベントだったが、場内はそれを吹き飛ばすような観客の熱気にあふれることに。本作と流山市とのコラボプロジェクトで流鉄流山線に乗りトークをしたという伊藤は、「こんなこと一生に一度ないだろうなって(笑)。楽しい思い出になりました」と、しみじみ。イベントで同市を初めて訪れたという三澤も「流山市の方々がすごく優しくて、自然もいっぱいあふれていて、素敵な街だなって。『ろこどる』のアニメで観ていた風景とそっくりで、感激しました」と、振り返って笑みがこぼれる。
流山市はふるさと納税もあり、納税すると『自然派焼きそばソース』と『ろこどる』絵皿がもらえるそうだが、そこから焼きそばを普段から作るかと振られると、三澤は「よく作ります。普段は野菜と麺を炒めて粉末ソースをかけるだけで、焼きそばソースを入れたことがないので、もしふるさと納税をしたらおいしいソースを入れたい」と、思いを馳せる。一方の伊藤は、「私は食べるの専門なので、できあがりってなったのを食べる(笑)。料理はママが作ってくれるので。ソースもらったらママに渡します」と、お茶目に語っていた。
続けて、新作OVAの話題に。そのタイトルは『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。クリスマススペシャル』に決まったことがアナウンス。テレビ放送もされることなり、その日付も発表されることとなったが、伊藤がそれを読み上げるときに噛んでしまうという、まさに“なにゃこ”状態を見せることに。伊藤はそこで苦笑いを浮かべながら、「奈々子は、ここでこう言うと思って」と、弁解し、三澤は「役者魂だわ!」と、キャラクターのように見事なフォローを見せる一幕もあった。
なお、放送日が12月24日深夜放送予定でTBS、同25日深夜1時30分~でCS―TBSチャンネル2にて、同26日深夜1時30分~でBS―TBSにて放送となるが、同24日に放送を記念したオールナイト上映会が開催され、伊藤と三澤も参加することが明かされ、観客からは「やった!」の声が沸き起こる一幕もあった。
終盤には楽曲『あぁ流川』をキャスト、観客一体となって合唱し、さらに熱気が増したところで、伊藤は「みんなの合唱が聞けて嬉しいです!都会のなかで歌えるなんて」と、感激!最後に、三澤は「本当に素敵な作品なので応援していただけたら嬉しいです」とアピールすると、伊藤も、「“流川市民”(=【ろこどる】ファン)の方の前でたくさんお話しできたし、この後の展開もイベントだったりOVAだったりたくさんあるので、『ろこどる』から目を離さないで頂けたら」と、呼びかけていた。