ナチュラリストのC.W.ニコル氏(75)が2日、東京都江東区の若洲公園キャンプ場で行われた、森の薫りプレゼンツ「森のレストラン」にゲストとして登場した。
都心の子どもたちにも気軽に「焚き火」を楽しんでもらおうというイベント「焚火クラブ」主催の「焚火クラブ c/w オータムBBQ」に日本ハムが協賛。 イベント参加者に「森の薫りあらびきウインナー」2000本を無料配布。このウインナーを焚き火であぶって食べる体験を楽しんだり、いま話題の気軽でおしゃれに自然を愉しむ“グランピング”の雰囲気も体験できるというもの。同イベントは、3日まで行われる。
開催に先がけ、着火セレモニーが開かれたが、2日の天候は、雨もパラつき、12月の気温というほど寒さが身にしみる。まさに、焚き火日和(?)だ。
ニコル氏(75)は、自然の大切さ、子どものうちから自然とのふれあいや焚き火を日本人は学ぶべきであるといったことを訴える。ニコル氏は来場者の中から選ばれた子どもと一緒に「コッコマッカラ」を実践!「コッコマッカラ」とは、フィンランド語で「コッコ=焚火」「マッカラ=ウインター」のことで、たき火を使用したフィンランドの伝統的なウインナー調理のこと。
あぶり方にはコツがあり、炎に近づけるのではなく、薪が炭に変わって黒くなっているところに近づけると、遠赤外線の力でじっくりと美味しく焼けるのだそうだ。
一足先にコッコマッカラを体験した子供は、「家で食べるウインナーも美味しいけど、焚き火だとこんがり焼けてとても美味しい」と、子供にも違いが分かるほど。
金属製の串ではなく、ニコル氏が用意したクマザサの枝にウインナーを刺したものが配られ、早速、火に近づけてみる。スタッフさんから焼き方のコツを教えてもらいながら、ウインナーの全体が焼ける様、くるくると枝を回しながら焼いていく。
その時、枝は下向きに持たず、地面と平行に持たなくてはならない。下向きだと焼きしめる過程でウインナーから油が出てくると滑って焚き火に落下してしまう可能性があるのだ。棒の持ち方一つにも工夫が必要とは驚きだ。
さらに、先ほどニコル氏が話していたように、ウインナーをあぶる場所も重要だ。BBQ経験者ならば想像つくと思うが、炎が勢い良く燃えているところであぶれば、すぐ真っ黒になり、固くさえなっている。そうではなく、すでに薪が黒くなっている炭部分に近づけてゆっくりと焼く。そうすることにより、じりじりと中から油がしみ出てきて、皮が焦げ始めると、あっという間にひび割れ!なんとも美味しそう。他の面も同じようにまんべんなくあぶり、早速、実食。
前記の子供が言っていたとおり、コッコマッカラで食べるウインナーは格別。炭の香りと一緒に、あぶることによって端のほうがひび割れて、かじるとパリッとした食感から始まり、すぐ後にジュワ~ッと肉汁があふれ出る。これはアウトドアならではの特別な美味しさだ。
その後も多くの来客が訪れ、コッコマッカラの楽しさ、そしてウインナーの味わいに舌鼓をうっていた。
このイベントは本日10時~17時まで開催予定。
【イベント名】森の薫りプレゼンツ「森のレストラン」
【会 場】若洲キャンプ場 (東京都江東区若洲三丁目2番1号)
焚火クラブ c/w オータムBBQ 内
【期 間】
2015年11月2日(月)17:00 ~19:00(焚火クラブは21:00まで開催)
2015年11月3日(火・祝)10:00 ~17:00(焚火クラブは21:00まで開催)
【内 容】
1.森の薫りあらびきウインナーの無料サンプリング及びコッコマッカラ体験
2.テント内で愉しむスペシャルグリルレシピ体験
【料 金】焚火クラブ参加費に準ずる
【焚火クラブイベントサイト】 http://www.takibiclub.jp/
【お問い合わせ】 Hero予約センター:050-5835-0493(9:00~18:00)
※焚火クラブのイベント詳細、料金に関してはこちらへお問い合わせください。