身の回りのモノやコトのなかで“ちょっと気になる”を発見するシリーズ。今回は、医療現場やテレビなどの収録現場、そして会食の場などで必需品となり、すっかり身近な存在となったフェイスシールドです。
眼鏡・ゴーグルに装着するタイプ、頭や首に固定するタイプ、マスクと一体になったタイプ他、さまざまな種類を見かけますが、新たに“フィンガーフェイスシールド”という手持ちタイプが、会話を楽しみながら飲食ができるツールとして注目されています。
写真)最高位の透明度と防曇機能、飛沫防止を備え医療従事者にも支持されている「三最シールド」。その品質をそのままに開発された『AK-102フィンガータイプ』。
開発したのはプラスチック製食品容器を製造する赤松化成工業。日本赤十字社との共同開発で誕生したフェイスシールド「AK-001」をはじめとした「三最シールド」シリーズを手掛けています。
なんとも手で持つスタイルが斬新な『AK-102フィンガータイプ』(写真)ですが、飲食時におでこや首に固定せず片手で押さえながら利用します。自立させることもできるため皿やコップ、料理など食事周りにおくことで飛沫防止にもなりますね。
実際に試してみると片手が塞がる不便は残りますが、飲食のしやすさは抜群。中ジョッキグラスを守るのに最適なサイズ感で、さらに装着部のパーツがないためコンパクトに保管できます。店舗に常備しておくとお客様に貸し出すのに便利かも知れません。
写真)専用のストラップをつけることができ、首からぶら下げておくこともできる。
コロナ禍において、これまでの対策では対応しきれなかった飲食店での感染拡大対策の新しい一手となるのか、期待です。
■三最シールド『AK-102フィンガータイプ』(基本スペック)
横 200mm×縦 255mm(※専用台に挿すと、高さが350mm)
素材「A-PET」。シールド面「内側」は「防曇(曇り止め)加工」
透明度:98.82% 飛沫対応の映像可視化によるテスト済み
現在、試作品を1枚200円(税別)で販売中ですが、より低価格での提供を目指しクラウドファンディングを実施中です。詳細は株式会社株式会社ピー・プランニング、またはhttps://readyfor.jp/projects/sansaiAK_102 まで。
- 飲食店経営 20年12月号
Fujisan.co.jpより