新垣結衣が、第33回日本映画批評家大賞授賞式典に出席。映画『正欲』の演技で助演女優賞を受賞した。
『正欲』の共演者・磯村勇斗から祝福の花束を受け取った新垣は「映画賞で助演女優賞を頂くのは自分の人生で初めての事なので、とても嬉しいです」とニッコリ。『正欲』については「私に大切なことを教えてくれた作品で、その作品でこのような素晴らしい賞を頂けるのを嬉しく思います。朝井リョウさんの原作に岸善幸監督のもと素晴らしいスタッフのみなさん、そして先ほど花束を頂いた磯村さんらキャストの皆さんと、人生の糧になるような素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。このような御縁に恵まれる様、これからも自分なりに頑張っていきたいです」と感謝と抱負を述べた。
一方、『月』で助演男優賞を受賞した磯村は「作品の内容もそうですし、自分の演じた役を考えると、このような非常に有難き賞をどう受け取ったらいいのか悩んでいる自分もいて、だけど役者としては非常に嬉しい賞をいただけたと、自分の中で二人の人格が戦っているような感覚です。それくらい難しい役と難しい作品に出会えたことに感謝しています」と吐露。
俳優業について「映画作りは面白いところもあるけれど、時に鋭く冷たい部分も持っていて、それを心で感じていくと映画作りの現場は楽しく、やめられないなと思いました。これからも長い人生、一歩一歩この賞を糧に映画の世界、役者の世界に花を添えられる役者でいたいと思います」と宣言した。