日本Xrealは2月26日、ARグラス「XREAL Air」シリーズ用アクセサリー「XREAL Hub」を発表しました。スマートフォンやNintendo Switch、携帯ゲーミングPCにUSB充電器やモバイルバッテリーから給電しながらARグラスを接続するアクセサリーで、特にSwitchではTVモードで使える簡易ドックとして活用できるのが特徴です。
USB-Cポート2口とUSB-Cケーブルを搭載
本体には、ARグラスへ画面を表示したいデバイスに接続するUSB Type-Cケーブル、電源に接続するUSB-Cポート、ARグラスとUSBケーブルで接続するUSB-Cポートを搭載する構造。
USB-Cポートは稲妻マークの電源用ポートとメガネマークのグラス用ポートが分かれていて、それぞれ正しく接続することにより、デバイスに給電しながらARグラスにデバイスの画面を表示できます。
同日に開催された体験イベントで、XREAL Hubを使ってSwitchにモバイルバッテリーとXREAL Air 2を接続して、目の前の大画面でゲームをプレイできることが確認できました。
これまでSwitch向けには、ドックからHDMI出力した画面を専用アクセサリーの「XREAL Adapter」を介して表示したり、USB-Cケーブルで専用アクセサリー「XREAL Beam」と接続して表示する方法がありましたが、いずれもアクセサリーの内蔵バッテリーが持つ数時間しか利用できませんでした。XREAL Hubでは外部電源から給電可能になり、時間を気にせず利用することが可能になります。
PD給電と最大120Hzの表示に対応
USB給電はPower Deliveryに対応。ARグラスに表示する画面のリフレッシュレートは、接続するデバイスにより最大120Hzに対応します。NebulaアプリケーションによるAR空間の表示でも72Hzと90Hzのリフレッシュレートに対応するとしています。
対応するARグラスは、XREAL Air、Air 2、Air 2 Pro、3月出荷予定のAir 2 Ultra。XREAL Light(旧Nreal Light)は対象外としていますが、AR表示をしない画面出力なら動作を保証しないものの、利用可能とのこと。スマートフォンでは、Air 2 Ultraを使ったARコンテンツの開発環境として対応するiPhone 15シリーズ、Galaxy S22/S23をはじめとするDP Alt出力可能なスマートフォンが対応します。Nintendo Switchは、5Vから15Vの電源供給で本体に充電しながら使用可能。「Steam Deck」「ROG Ally」といった携帯ゲーミングPCは、それぞれに対応するUSB充電器による給電で使用できます。
価格は5980円(税込)。4月10日以降の発売を予定しています。