爆発寸前の油田に取り残された家族が伝説の超巨大ザメに襲われる、絶体絶命にもほどがある海洋スリラー『ブラック・デーモン 絶体絶命』が6月2日より公開。本作に学ぶ海洋サバイバル術を場面写真とともにご紹介する。
まずは本作の状況を予習しておこう。主人公は海底油田の視察とバカンスを兼ねて、家族連れでメキシコへとやってきたポール。街の活気は廃れ、たどり着いた油田も人気がなく様子がおかしい。するとそこに、アステカに語り継がれる伝説の超巨大ザメ“ブラック・デーモン”が姿を現したのであった。そんなことはつゆ知らず、陸で待っていたはずの家族もボートで油田に来てしまう。通信手段なし、ボートは損壊、さらに海底には何者かが仕掛けた大型爆弾が見つかり、超巨大ザメも執拗に油田の周囲を泳いでいる。この完全“詰み”状態から生き延びるすべはあるのだろうか?
本作のパンフレットには、ライター・村田らむ氏が寄稿した“油田で危険な生物から身を守る方法”が掲載されている。そこから一部をご紹介しよう。油田で巨大ザメに遭遇する機会がもしあれば(あるかな?)役に立つはずだ。
崩壊寸前の油田に取り残された場合、まずすべきこと
海上で孤立してしまった場合、最も注意しなければならないのが渇死だ。そのため、飲み水と食料の確保が重要となる。その次に外部と連絡を取るための無線機や、照明弾を探そう。サメは実は電気に弱く、電池があればなお良い。ただ、海中で闇雲に放電してしまうと、我々も感電死する可能性があるので注意を。また、浮き輪などの救命道具や、脱出に使えそうな資材を確認することも大切だ。
サメを目撃してしまうとそれに気を取られてしまいそうだが、渇死にも充分に気をつけたい。そしてサメが電気に弱いという重要な情報も。某サメ映画の某ステイサムほど強くなくても、サメを倒せるかも?
巨大ザメに襲われて恐ろしい幻覚を目撃! パニックになったら?
まず、濡れた服を着替え、備えがあればミルクコーヒーで体を温めよう。落ち着いたら自然と頭がクリアになるだろう。ブラック・デーモンが見せる幻覚から恐怖心を和らげるために、男たちはテキーラをがぶ飲みする。
パニック状態であれこれしようと考えると自滅してしまうかも。服を着替えている間に少しずつ気持ちも落ち着いてくるかもしれないよね。
絶体絶命の状況でも必ず生還する心構え
ポールのように、ブラック・デーモンの伝説を迷信だと甘くみてはいけない。普段から“絶体絶命のシチュエーション“を想定し、そこから脱出するにはどうしたら良いか、考える癖をつけておけば、いざという時に役に立つ。
最終的に、自分の身を守るのは自分なのである。迷信や忠告などをバカにせず、日頃から“サバイバル脳”にシフトしておこう。このほか、全文はパンフレットに掲載されているのでぜひ参考にされたし。
また、本作の公開を記念して、新宿ピカデリーにて“令和の超巨大ザメ映画”を徹底解説するトークショー付き上映会が行われる。パンフレットでサバイバル術を学び、トークショーでサメ映画の知識を蓄え、映画を存分に楽しもう!
『ブラック・デーモン 絶体絶命』
6月2日(金)全国公開
<中野ダンキチ×サメ映画ルーキーによるトークショーつき上映会>
【日時】6月3日(土) 14:50の回 上映後トークショー
【会場】新宿ピカデリー
【登壇者】中野ダンキチ(サメンテーター)、サメ映画ルーキー(日本サメ映画学会会長)(予定・敬称略)
※チケット販売の詳細は映画公式サイト(https://movies.shochiku.co.jp/blackdemon/)にて