趣味で「女装」をする男子は以前より一定数存在しますが、『福沢諭貴子の奇妙なグルメ』(KADOKAWA)で作画を担当したTADDさん(@iamtaddd)がTwitterに発表した『女装して街に繰り出したらイケメンにナンパされる漫画』も、罰ゲームで女装に目覚めてしまった男子のストーリーで、約22000万のRTと95000以上の「いいね」を集めて話題となっています。
女装して街に繰り出したらイケメンにナンパされる漫画(1/1) pic.twitter.com/zZzBA6SjJ4—TADD (@iamtaddd) June 17, 2020
罰ゲームで女装をさせられた男子。友人からは好評で、鏡を見て「これが俺…?」となり、その感覚が忘れられずに女装して街に一人で繰り出します。「でも…この背徳感!どうよ俺の女装は!!どう思われますか!?」と思っていると……。
さわやかイケメンから「ちょっといい?僕、近くのスイーツ屋に一緒に行ってくれる子探してんだけど…」と声をかけられます。「どう?てかモバゲーやってる?」とザ・ナンパな声掛けに「そう思われたんですね…」と目を泳がせながらも、「俺も罪な奴だな~わはは」とついて行くことになります。
だが、時間が経って「馬鹿か俺は」となり、目の前で嬉しそうにスイーツを堪能するイケメンのことを「流石におかしいだろ…こいつの目はどんぐりか何かなのか?」と思います。「何にせよこの状況はマズい。何とかどんぐりの目玉を戻してあげないと…」となり、「あの…勘違いさせてるようで…自分、男なんですよね…」とカミングアウトしますが……。
「うん、分かってるよ?」とあっさりと答えるイケメン。「えっ…でも俺女の子のが好きだし」と巣に戻った女装男子に、「いやいやいや」と腕を掴んで「僕が男だって一度も言ってないよね」と胸を揉ませます。男装女子だと判明したイケメンに、「で、どうする」と訊かれて動揺しまくる女装男子ですが、この後に「ホテル行った」そうです。
「中性的な女友達が、たまに性別を間違えられると話していたところから思いつきました。“類は友を呼ぶ”という考えも根底にあると思います」と、ストーリーを着想したきっかけを教えてくれたTADDさん。「自分では、異性装は単に自己表現の一環であると考えていたのですが、この漫画を描くにあたって異性装経験のある方に話を聞いたりする中で、“新しい自分”“知らなかった自分”を見つける手段としての異性装もあるのかもしれないと感じました。そこで、この漫画の中では、女装男子と男装女子のそれぞれの異性装の動機を分けることにしました」といいます。
また、「最高かよ」「ギャップがたまらない」「こんなイケメン女子を捕まえたい」という反応が集まっていたほか、「続きを!」という声が多数寄せられていたことに対しては、「それが嬉しい反面、次の投稿に対するハードルが高くなって怖いです。でも嬉しいほうが勝っているので頑張ります」とコメントしてくれました。いずれにしても、お似合いのカップルになりそうな気配。女装男子/男装女子なりの楽しさを追求してもらいたいものです。
※画像はTwitterより
https://twitter.com/iamtaddd/status/1273203750597832704 [リンク]
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