本日9月20日から日本公開となった『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』。中学卒業を1週間前に控えたデジタルネイティブ世代の主人公ケイラ(エルシー・フィッシャー)が、「地味な自分を変えたい」と一発奮起、SNSを駆使して憧れの男子や、クラスで人気者の女子グループに近づこうとするが全てが空回り……という10代ゆえの痛々しくもピュアな姿を彼女の成⻑とともに描いた青春ドラマです。
全米公開時は4館でのスタートなが ら、口コミで話題を呼び、わずか3週間で1084館に拡大。異例の大ヒットを遂げた本作。 監督のボー・バーナム氏はYouTube出身のクリエイターなのです。
ボー・バーナム監督は16歳の時にYoutuberとしてキャリアをスタート。わずか2年後には制作したビデオが3億回近く再生されるなど大人気 Youtuberになった後、コメディアン、ミュージシャン、俳優としても活躍。その後、自身の経験を基にした本作の企画が「A24」(『ルーム』『ムーンライト』『レディ・バード』などを手がけるエンターテイメント企業)の目にとまり、映画監督デビュー。
2021年に公開が予定されている実写映画版「セサミ・ ストリート」では楽曲を提供することが発表されるなど、今後の活躍が期待される新鋭クリエーターの一人です。
他にも、DCコミックスを映画化“見た目はオトナ、中身は子供”のスーパーヒーローが巨悪に立ち向かっていく姿を 描いた話題作『シャザム!』(2019)を手がけた新鋭監督、デヴィッド・F・サンドバーグも実はYoutube 出身。手がけた短編アニメーション『Vad Tysdt Det Blev…』を Youtube に投稿し数々の賞を受賞、その後に製作した短 編『Lights Out』も話題を呼び、同作を基にしたホラー映画『ライト/オフ』で 2016年に見事⻑編監督デビューを果たしています。
日本では「アバンティーズ」が2017年「スクールアウ トサイダー」という作品で映画主演を果たすなど、これまで過激な演出や炎上などが注目されがちだったyoutubeが、今、新しい才能を持つクリエーターが発掘される場としても注目を浴びています。才能はインターネットで瞬く間に広がる時代。本作と共に、YouTube出身クリエイターたちに注目してみてはいかがでしょうか!
【動画】YouTube出身監督が語る『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』
https://www.youtube.com/watch?v=jkjpU2g_GTQ [リンク]
『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』
http://www.transformer.co.jp/m/eighthgrade/
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