3月30日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)にフリーアナウンサーの高橋真麻(41)が出演。フランスで年金改革をめぐって勃発したデモに対しコメントしたものの、MCの加藤浩次(53)や視聴者からツッコミを入れられる場面があった。
問題となっているのは、年金の受給開始年齢を62歳から64歳に引き上げることを中心とした、フランス政府による年金改革。これを受け、国民はフランス全土で10回目となる大規模なデモ活動を開始した。
ストライキにより、エッフェル塔や凱旋門、ベルサイユ宮殿などの観光スポットは閉鎖。また、一部は暴徒化し、商店を破壊したりゴミに放火したりなどして、警察と衝突している。
この話題について真麻は、「歴史と文化が違うから、日本からするとすごく暴徒化してるのとか見るとびっくりしちゃうんですけど、でもこれくらいやらないと国民の声って伝わらない」とコメント。しかし、これに加藤は食い気味で「暴徒化は別ですよ。暴徒化はダメ、絶対」と釘を刺した。
これに真麻は一度は納得し、「暴徒化は絶対ダメだけど」としつつも、「デモとかの規模にしても、これくらいやらないと、政治に国民の声って伝わらないのかな。日本はやっぱりおとなしい」と発言。
加藤は「おとなしいのが悪いのか、過激なのがいいのか、デモをいっぱいやるのがいいのか、これは難しいところ」と指摘していた。
この真麻の一連の発言にネット上からは、「ああやって派手にやらないと伝わらないって?暴力賛成ですか?」「フランスのデモを完全に暴動だと思い込んでいるのが見るに耐えなかった。アホか」「おとなしいことが悪いわけじゃないって言った加藤さん流石」といった声が集まっていた。
「デモそのものは国民が政府に反対する意見を見せるための、正当な実力行使。しかし、今回のフランスのデモはかなり過激化してること、そもそもこのままでは経済破綻してしまうために改革を推し進めたという背景があり、国外からは疑問の声も集まっています。こうした背景に触れず、あたかも『過激なデモを行わないと政府に国民を意志は伝わらない』とも取れる発言をした真麻に呆れ声が集まっていました」(週刊誌記者)
31日の番組終了に伴い、この日、番組コメンテーターを卒業した真麻だが、最後まで的外れ発言をしてしまったようだ。