火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系)が10月19日にスタートした。
漫画家の有生青春による同名コミックが原作となっている本作。結婚願望はなく仕事にやりがいを持つイマドキ女子と、外見は良く仕事に対しても真面目だが堅物で変人のイケメンサラリーマンが偽装結婚することから始まるラブストーリー。
第1話では、「おひとり様最高!」女子で中堅のデザイナーとして働く大加戸明葉(清野菜名)はある日、同僚たちとファミレスでランチ中に他人のプロポーズ現場を目撃。女性は怒って男に水を浴びせるという修羅場を目撃してしまう。その後、飲み会の席で振られていた男・百瀬柊(坂口健太郎)と再会。百瀬は明葉にも「僕と結婚してみませんか?」と、突然プロポーズしてきて――という展開となっていた。
実は百瀬、“結婚できない相手”に想いを寄せており、自分の気持ちを隠すために別の人と結婚したいと思っていたことが判明。一方、明葉は心臓を悪くした祖母の店を守るため、急遽700万を用意しなければならないという状況に。自身の貯金は200万円。困っていることを知った百瀬は、500万を貸すことを引き換えに、自身と結婚することを要求していた。
「一度は断った明葉でしたが、最終的にその案を飲み、結婚。とはいえ、対外的に夫婦なだけの実質的な“契約結婚”となりました。この話の流れにネット上から集まったのは、『逃げ恥の別バージョンなのか』『逃げ恥思い出した』『新しい逃げ恥な感じ』といった指摘。“契約結婚”と、坂口健太郎演じる百瀬の理屈っぽさが、16年放送の人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)と似ているという声が上がったようです」(芸能ライター)
とはいえ、明葉は『逃げ恥』で新垣結衣演じたみくるのように家事はできず。今回の『ハンオシ』では生活には線を引き、共有部分の掃除はふたり共同で行うことになったが……。
「明葉は自分の物を無自覚で共有部分に置いてしまったり、金彩のお皿をレンジにかけるズボラ女子。一方の百瀬は他人を許すことができないガチガチの理屈系。ファミレスでプロポーズするという配慮のなさも持ち合わせており、現在のところ、双方とも魅力的な人物とは言い難い状態になっています。そのため、ネットからは『これ劣化版じゃん』『逃げ恥みたいな魅力感じない』『ふたりとも好きなところがない』という厳しい声が噴出しています」(同)
今後の展開で、“劣化版”を抜け出すことはできるのだろうか。