Kis-My-Ft2、そして派生ユニット「舞祭組(ぶさいく)」のメンバーとしても活動する横尾渉、宮田俊哉、二階堂高嗣、千賀健永が主演を務めるドラマ『○○な人の末路』(日本テレビ系)最終話が、6月25日深夜に放送された。
本作では、29歳の4人の男性がそれぞれの人生の岐路でなにを選択したか、そしてその末路が描かれていく。
最終話のタイトルは「それぞれの末路」。いつもの喫茶店に戸塚賢太(横尾)、真野葉一(宮田)、和田竹雪(千賀)、萩原利樹(二階堂高嗣)の4人が集まる。葉一のクリーニング屋の常連客・神田百子(黒川智花)に呼び出されたのだった。そして百子は4人に、17年前の真実を語り始める。
小学校時代、変わった名前だといじめられていた転校生の「森崎武士道(ベスト)」。賢太たちがかばったことから彼と友達となり、いつも一緒に遊んでいた。そんなある日、倉庫に忍び込んだ5人は、そこをたまり場にしていた高校生の不良グループにつかまり、目隠しをされた上で「助かりたかったら生贄を指せ」と“生贄ゲーム”を強いられる。目隠しを外した時、そこに武士道の姿はなく、4人は自分以外の誰かが武士道を生贄にしたと思い込み、仲違いをしていくことになる。翌日、武士道の死を知り、彼らの不仲は決定的なものとなったのだ。
実はその不良グループの中に百子がいたのだ。百子が見ていた真実は、“生贄ゲーム”で武士道が自分で自分を指し、4人を守った姿だった。また、武士道の死因は、解放された後にたまたま交通事故に遭ったこと。すべてが自分たちの誤解だったと知った4人は、武士道に謝るために彼に会いに行く。そして彼の墓の前で、自分たちの“末路”をゆっくりと語りだすのだった。
謎と誤解がすべて解かれ、「末路から未来へ」という前向きなラストが提示された最終回。ネット上では、「すっきり前を向けるドラマは心地よく、4人にぴったりの配役だったなあと最後に改めて思えました」「良かった! ホントに良かった! 途中涙止まらなかった! 4人の幸せな未来に!」「最終回、めっちゃ良かった! 展開も面白かったし! また舞祭組ちゃんにドラマのお仕事ください!」と、ファンにとって“幸せな末路”となったようだ。
これまでも劇中の小道具に4人以外のKis-My-Ft2のメンバーの名前が仕込まれているなど、「キスマイネタ」もファンを楽しませていたが、今回は喫茶店で4人が集まるシーンで「あ、キタキタ!」「タマタマとか言うなよ」「ガヤガヤうるさい!」というセリフがあり、「最後にキスマイ勢ぞろい!」と、ファンにとってはうれしい演出となった。最終回の視聴率は3.6%、ドラマ全体は3.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、「シンドラ」枠でもまずまずな結果。舞祭組4人の演技の可能性を大いに見出した今作、次回作も期待したいところだ。
- 文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
- ※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。
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