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ARCoreを用いて、実寸大のお化け屋敷をAR表示するデモが登場



グーグルのARプラットフォームARCoreを用いて、実寸大のお化け屋敷を現実世界にAR表示するというデモが登場した。


概要


実寸大のお化け屋敷をAR表示


本デモを制作したのは、ユーザーエクスペリエンスデザイナーであるFlorian Sabatier氏だ。同氏はグーグルのARプラットフォームARCoreを用いて、現実世界に巨大サイズのお化け屋敷をAR表示するデモを開発した。



デモで使用しているのはお化け屋敷の3Dモデルと、サムスンGalaxy S8、そしてARCoreのツールキットだ。本デモはあくまで試作ということで、現時点ではリリース予定やサービス展開などの予定はないとのことだ。


しかし、実寸大の建物をARによって表示するという本デモは、ARを用いたコンテンツの新しい可能性を示すものだ。


実寸大の「ARお化け屋敷」の中を歩き回れる


プレーヤーはAR表示されたお化け屋敷の中に入り、中を歩き回ったり、周囲にあるものを探し回ったりすることができる。


暗い部屋の中に入る場合には懐中電灯のオブジェクトを用いて部屋の中を照らすことが可能だ。また、お化け屋敷の中には正体不明のクリーチャーが出現するなど、お化け屋敷に必要な恐怖を掻き立てる要素も実装している。


3Dモデルを用いて構築


このARお化け屋敷は、Demiluneというユーザーが制作したSketchupデザインをベースにしている。同氏が制作した3Dモデルに、Sabatier氏はUnityを用いて、懐中電灯やクリーチャー、ハロウィンをテーマにしたオブジェクトなどを配置して制作している。


お化け屋敷はAR表示された3Dデータなので物体性がないため、壁にぶつかってもそれを通り抜けてしまうという問題がある。しかし、物理的な建物であれば建造するのにコストや時間もかかるし、撤去するのにも大変な手間を要する。


しかし、3DデータによるAR表示であれば、コンテンツを素早く、容易に展開することが可能で、撤収も簡単に行えるというメリットがある。


様々な用途で活用できるアイデア


モバイルARでプレイできるゲームは現在様々なものが登場しているが、現実世界に表示されるオブジェクトが、まるで実際にそこにあるかのように触れ合うことができる点がARの特徴だと言える。


このARの強みを活かすことによって、本デモのようなARお化け屋敷のような、新しい形のエンターテイメントが可能になりそうだ。たとえば、AR表示された実物大の迷路や、プロモーション用のアトラクションなど、様々な用途で活用できる可能性を秘めている。


モバイルARを活用した様々なコンテンツ、サービスが登場


「IKEA Place」



大手家具メーカーのIKEAは、モバイルARを用いて購入前に同社の様々な家具を試すことができるアプリ「IKEA Place」をリリースする。


本アプリでは、ソファーやコーヒーテーブルなど2,000種類以上のIKEAの家具を3Dモデル化して収録し、AR表示して部屋の中に配置できる。


iOS 11をインストールした端末で動作し、ARプラットフォームARKitの正確な空間認識能力によって部屋の中の様子をスキャン、カタログに登録されている3Dデータの家具を部屋のサイズに応じて自動的に配置する。


アプリの操作はシンプルで、配置した家具を360度回転させることも可能だ。多角的な視点から家具のレイアウトを試すこともできる。


参考:自室で家具のレイアウトをシミュレーション!IKEAがARアプリをリリース


「Formex TryOn」



スイス時計メーカーのFormexは、同社が販売する時計をARによって試着できるARサービスを展開している。


「Formex TryOn」というアプリでは、スマートフォンのARを用いることによって、時計をあらかじめ試着することが可能になる。


低価格とはいえ、決して安い買い物ではない高級時計を、ARによってあらかじめ試着することができるので、現物が手元になくても商品をじっくりと観察しながら吟味することができる。


参考:ARによって腕時計を試着できるアプリが登場


「Arcona」



ロシアのスタートアップ企業Piligrim XXIが開発中のARサービス「Arcona」は、現実世界にAR表示された「デジタル・ランド」を世界中に構築して、AR表示された土地を購入したり、コンテンツを売買することが可能になるという。


「Arcona」はブロックチェーン技術を採用したARプラットフォームで、ARを用いて現実世界に「デジタル・ランド」を表示して、ユーザーはAR配置されたコンテンツを、アプリを通じて視聴する。


AR表示された土地やコンテンツ、ソフトウェアなどを売買することが可能になり、購入は「Arcona」が発行する独自の仮想通貨(=トークン)を用いて行う。


「Arcona」は2017年末から運用を開始する予定で、最初はトークンの売買から開始される予定だ。2019年には世界展開を目指しているとのことで、今後に注目できるサービスだ。


参考:AR表示されたバーチャル世界で土地やコンテンツを売買可能、「Arcona」が2017年末からサービスを開始


参照元:Next Reality Developer Conjures Virtual Haunted House with ARCore


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