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【阪神】才木浩人が巨人岡本斬り「俺の時に出んなよ、って…」16日ドジャース戦へ弾み「楽しみ」


阪神の才木浩人投手が、オープン戦で巨人の主砲岡本和真を抑える快投を見せた。甲子園でのこの試合で、4回1安打無失点5奪三振と活躍し、特に岡本を2打席連続で三振に打ち取り、ファンを魅了。次回はドジャース相手に先発し、大谷翔平選手らを迎え撃つ予定で、重要な腕試しとなる。29歳として成長した姿を見せ、昨季13勝の記録を持つ才木は、虎のエースとして期待されている。特にドジャース戦は、経験を積む貴重な機会として楽しみにしているという。

オープン戦・阪神対巨人 4回表、阪神3番手で登板の才木(撮影・上山淳一)

<オープン戦:阪神2-8巨人>◇9日◇甲子園

阪神才木浩人投手(26)が主砲岡本斬りで、16日のドジャースとのプレシーズンゲーム(東京ドーム)に弾みをつけた。巨人戦の4回から3番手で25年の甲子園で初登板し、4回1安打無失点5奪三振と快投。最速151キロの直球とフォークを軸に、岡本を2打席連続三振に斬るなど、ほぼ完璧な内容だった。

4回1死で途中出場した岡本と対戦し、直球を3球続けてカウント1-2。最後は外角低めのフォークで空振りを奪った。7回1死で迎えた2打席目もカウント1-2から外角のスライダーを振らせた。「急に岡本さんが出てきて、俺の時に出んなよ、って思ったんですけど(笑い)。巨人の軸になる選手。シーズンでもしっかり抑えられるように」。手応えを深めたが、慢心することはなかった。

次回登板はいよいよ大谷らを擁するドジャース相手に先発する。すでに藤川監督から4月1日DeNA戦(京セラドーム大阪)の先発を託されており、昨季の世界一軍団相手に、絶好の腕試しに臨む。「すごい楽しみ。真っすぐとかフォークとか持ってるものを出せたら」と目を輝かせた。

23年3月に行われた侍ジャパン相手の強化試合では大谷にフォークをとらえられる「膝つき本塁打」を浴びた。大谷との再戦については「言わないです」とサラリ。昨季13勝を挙げたチームの勝ち頭は、名実ともに虎のエースに成長した姿でリベンジする。

「(ドジャース戦は)いい経験になると思う。そういう経験を無駄にしないように楽しんでいきたい」。ベッツやフリーマンら、世界一の男たちを手玉に取り、シーズン開幕にはずみをつける。【山崎健太】

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