ついにVRゲーム化が決定した「ソード・アート・オンライン(SAO)」。
トーキョーゲームショー2017(TGS2017)では、VRの世界でアインクラッドを再現した「ソードアート・オンライン レプリケーション」が発表され、大きな話題を呼んだ。
そこで本記事では「ソードアート・オンライン レプリケーション 」の、現段階でわかっている情報をまとめるともに、ソードアート・オンラインの概要をまとめ、VRゲーム化までの軌跡をまとめてみた。
ソードアート・オンラインとは
TV アニメ『ソードアート・オンライン』シリーズは、第15 回電撃小説大賞<大賞>を受賞した川原 礫氏による小説が原作となる、謎の次世代オンラインゲーム《ソードアート・オンライン》を舞台に繰り広げられる主人公・キリトの活躍を描いた作品である。
VRを題材にした代表作品として、様々なメディアで「オンラインゲーム」「VR」「ヘッドマウントディスプレイ」の知名度・イメージを牽引した仮想現実大規模多人数オンラインRPGでもある。
最新作「ソードアート・オンライン フェイタル・バレット」はPC,PlayStation 4,Xbox Oneにて、2018年内発売予定。
2009年4月の原作小説第1巻発売以来、高い人気を誇り、日本国内での累計発行部数は1,250万部を突破(全世界1,900万部)。そして2度の TV アニメ化やゲーム化、コミカライズ、グッズ制作などを行っており、幅広くメディアミックス展開されている。
ソードアート・オンライン レプリケーション とは
ソードアート・オンライン レプリケーションは、バンダイナムコエンターテインメントとNTTドコモの、5G回線を使ったVRゲーム制作プロジェクト。
原作に登場する異世界・アインクラッドの再現を目指すという。
ゲーム内容は不明点も多いが、プレイヤー自身がVR世界の主人公となり、アインクラッドで行われるデスゲームを生き延びるというゲームになるようだ。
本作のオリジナルヒロイン「ミスト」も登場する。
現在、12月8日から10日まで東京スカイツリーの「東京ソラマチ」で体験イベントが開催される予定となっている。
参加応募は公式サイトで受付している。
ソードアート・オンライン レプリケーション 公式ホームページ
参考…5Gとは?
「5G」とは、高速・低遅延かつ多端末接続が可能なモバイル通信規格のこと。
最大20Gbpsという次世代の高速大容量通信であり、現在主流の4G(LTE)より「10倍速い」という。
ドコモは2020年を目標に5Gの整備を目指しているとのこと。
ソードアート・オンライン レプリケーション あらすじ
ある日君は、VRMMO「ソードアート・オンライン」にダイブし、この世界浮遊城「アインクラッド」に閉じ込められる。そこで行われる、「ゲーム内の死=現実の死」というデスゲームに参加する中で、一人の可憐な少女「ミスト」と出会う。
君は、様々な困難が待ち受けるこのデスゲームを、彼女を守り、最後まで生き延びることができるか・・・!?
ソードアート・オンライン、VRゲーム化への軌跡
ここでは全世界で1900万部の売上を突破した、SAOの概要をざっと説明する。
2001年秋頃 | 川原礫氏、九里史生名義でウェブサイトにオンライン小説として「ソードアート・オンライン」が掲載 |
2008年 | 同氏の『アクセル・ワールド』が2008年に第15回電撃小説大賞の大賞を受賞。担当編集者の提案により電撃文庫から「ソードアート・オンライン」商業作品として刊行が決定 |
2009年 | 同氏の『アクセル・ワールド』が2008年に第15回電撃小説大賞の大賞を受賞。担当編集者の提案により電撃文庫から「ソードアート・オンライン」商業作品として刊行が決定 |
2010年 | 漫画版連載開始。様々なコミカライズが行われる |
2011年 | アニメ化及びゲーム化が発表 |
2012年 | テレビアニメ放送開始 |
2013年 | バンダイナムコより『ソードアート・オンライン インフィニティ・モーメント』発売。以降、コンシューマ、モバイルアプリで様々なソフトが制作される |
2013年 | バンダイナムコより『ソードアート・オンライン インフィニティ・モーメント』発売。以降、コンシューマ、モバイルアプリで様々なソフトが制作される |
2014年 | アニメ第二期放送開始 |
2015年 | としまえんにて、「リアル謎解きRPG」として、「ソードアート・オンラインII リアル謎解きRPG ラーズグリーズを救え!」開催 |
2016年 | ハリウッドでのテレビドラマ化が決定 |
2017年2月 | 映画:劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-上映開始 |
SAOのVRイベント
以下、VR体験型イベントについて記載する。
2016年3月、「ソードアート・オンライン ザ・ビギニング」が開催。
内容はSAOの世界をVRでIBMのクラウドサービス“SoftLayer”を使って体感できるというもの。VRシューズによる足踏みによる移動、3Dスキャンによるアバター作成、作中のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)「ナーヴギア」を再現。208人の当選枠に対し、10万通を超える応募が集まった。
「ソードアート・オンライン ザ・ビギニング Sponsored by IBM」公式サイト
2017年2月、FOVEと『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』とコラボが開始
特設サイトにてFOVE専用のVRコンテンツが配信される。
視線追跡型VR ヘッドセット FOVE 0を着用することで同作キャラクター”アスナ”とアイコンタクトを楽しみつつ、FOVE コンテンツの解説を受けることが出来るもの。選択したFOVEコンテンツをアスナが解説してくれるだけでなく、ユーザーの視線に応じてアスナが自然に反応する”アイコミュニケーション”技術を用いたユーザインターフェースが特徴。
「アスナを見つめていると照れる」「コンテンツ説明中によそ見をすると怒る」等、視線追跡技術を活用することで憧れのキャラクターと同じ空間にいるかのようにコミュニケーションを楽しめた。
2017年、TGS2017にて「ソードアート・オンライン レプリケーション」発表
プレイ体験会は2017年12月実施予定されている。
参考記事
- ゼルダ、SAO、地球防衛軍シリーズなどVR化してほしいゲーム(前編)
- ARで、キャラやモンスターを集めよう!『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』公式アプリ配信開始
- 『ソードアートオンライン世界は到来するのか』などの、ティーチインイベントも!今週末は徳島県”マチ★アソビ”で「徳島VR映像祭」開催」
- アスナがFOVEで会おうね!『劇場版SAO』×FOVEの特設サイトがオープン!
- 「ソードアートオンラインのようなゲームが作りたい。」Bebylon Battle Royale制作に約2.6億円を取得
- ゼルダ、SAO、地球防衛軍シリーズなどVR化してほしいゲーム(前編)
- 劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール- 公式サイト
(C)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project
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