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活き活きとしたサンフランシスコを見られるVRコンテンツ


VerizonのVRエリア

VerizonのVRエリア(サンフランシスコのダウンタウン)


VR映像を利用して、観光地のプロモーションを行う自治体は珍しくない。また、航空会社や旅行会社が海外旅行客の増加を狙って同様のプロモーションを行うこともある。


こうしたバーチャルツアーは実際の体験には及ばないが、ガイドブックや旅行番組と違って現地を360度眺められるのが特徴だ。バーチャルツアーを利用して旅行先での予定を立てたり、訪れる国を選んだりするのも良いだろう。


アメリカのサンフランシスコも多くの観光客が訪れる土地であり、フィッシャーマンズワーフやユニオンスクエアといった魅力的な名所がある。VerizonのVRコンテンツ『Love Letter To San Francisco』では、そうしたよく知られた観光地だけでなく、ケーブルカーでの移動なども体験できる。


Love Letter To San Francisco



このコンテンツのプレビュー版は、YouTubeで公開されているので手元のデバイスから視聴することができる。


ドローンによる映像


最初に登場するのは、最大の観光名所の一つであるゴールデンゲートブリッジだ。現地では直接橋を眺める他にも近くにある土産物店でゴールデンゲートブリッジを描いたグッズを買ったり、目の前に広がる海を眺めたりといった楽しみ方ができる。


しかし、映像では撮影にドローンが使われている。現地を訪れたとしても難しい、ゴールデンゲートブリッジのすぐ上からのパノラマが見られるのは360度映像ならではだ。


さらに、立ち並ぶビルの上空を飛ぶシーンもある。ドローンやヘリコプターを使うことで、普通に観光しているだけでは見ることができない街の一面を見ることができる。視点の高さが違うだけで、見え方は大きく変化するのだ。


よく知られたチャイナタウンやフィッシャーマンズワーフの映像があることはもちろん、ケーブルカーを使って移動するシーンもある。


最高の映像を


この映像を撮影したスタジオRYOTのチームは、最高の品質を確保するために全ての映像を8K解像度で撮影したという。撮影機材は、Jauntカメラや複数台のソニーのA7が使われている。


RYOTの設立者の一人であるBryn Mooserは、「可能な限り最高のフレームレートにしたかった」とコメントしており、実際に解像度やフレームレートの低さが気になるようなシーンはない。


地元への愛


こうした観光地を映した映像・VR映像はしばしば、外から来る観光客向けの名所ばかりをピックアップしたものになってしまう。視聴者の目を引く画を撮りたいと考えるのは自然なことだが、この作品ではときにその定番から外れた場所を映している。


Love Letter To San Franciscoは、サンフランシスコに暮らす住民の大多数が過ごすリッチモンド地区やサンセット地区といった都市郊外のエリアを掘り下げたことで作品として完成されていると言える。地元住民にとっては馴染み深いが、通常はあまり観光客向けに取り上げられることがない地区だ。


もし有名な観光地をドローンで撮影しただけであれば、一般的なプロモーションビデオと変わらないものになってしまったかもしれない。


本編は現地で


サンフランシスコの街

サンフランシスコの街


Love Letter To San Franciscoのプレビュー版はYouTubeで公開されているのですぐに視聴できるが、実はこのコンテンツはリニューアルしたVerizon店舗のVRコーナーでユーザに提供するために作られたものだ。


本編を視聴するには、サンフランシスコのダウンタウンにあるVerizon店舗を訪れなくてはならない。同店を訪れるのは現地に暮らす人が多くなると考えられるので、地元に密着したコンテンツになったのは当然という面もある。


見に行きたくなる映像


VerizonがVR技術をアピールするためのコンテンツとして用意したLove Letter To San Franciscoだが、制作に当たったRYOTのMooserは地域のプロモーションビデオと同様の感覚で取り組んでいるようだ。


彼はVRで見て終わりではなく、実際に見に行きたくなるようなものを作ったという。


地元の人にとっては親しみのある地域の映像だが、観光客にとっては行きたい場所を見つけるためにも使えそうだ。サンフランシスコを観光する時間が取れるなら、一度ダウンタウンにあるVerizonの店舗でVR映像を見て、次の目的地を考えるのも良いかもしれない。


 


観光客を集めることが目的のプロモーションビデオでは、目立った観光地ばかりを紹介することになってしまうのも仕方がない。


あえて日常生活との繋がりが深い地域を映すことで地元民が見ても違和感の無い映像を作ったのは、RYOTの工夫と言えるだろう。


Verizonの店舗でVRを体験する地元民にとっても、旅行のついでに映像を見る観光客にとっても、見る価値のある作品に仕上がった。


 


参照元サイト名:VR Heads

URL:https://www.vrheads.com/heres-what-its-experience-san-francisco-through-virtual-reality


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