AR/VRのハンド・ヘッドトラッキングテクノロジー、パイオニア、uSensがuSens Fingoモジュールのための次世代テクノロジー最新の3D ヒューマンコンピューター インターアクションテクノロジーをPCベースVRシステム、モバイルARまたはVRプラットフォーム用に開発した。
uSensはこのインサイドアウト6DOFヘッドトラッキングと26DOFハンドトラッキングテクノロジーを5月31日から6月2日まで、シリコンバレーで開催される、Augmented World Expo(AWE)でデモンストレーションする予定だ。
またこれはデュアルレンズ、ステレオカメラを搭載したシングルカメラモジュールのみを使用した、業界初のテクノロジーでもある。
uSens新テクノロジーについて
今までインサイドアウト6DOFヘッドトラッキングと3Dハンドトラッキングを一緒にするには、3台か4台のカメラが必要とされてきた。
1台はデプスセンシングカメラ、2台のIRカメラがハンドトラッキング、1台または2台のモノカメラがヘッドトラッキングには必要だ。
uSensの新テクノロジーを使えば、これがステレオカメラ 1つで済む。
その結果、システムサイズが縮小でき、複雑でシステムも必要なくなる。
さらにパワー消費も削減でき、コストもかからなくなる。
uSensの共同設立者、チーフテクノロジーオフィサーのドクターYue Feiはこうコメントしている。
「VR/ARは去年急成長を遂げましたが、リアリスティックトラッキングテクノロジーはまだ未発達と言えます。
私たちのFingoトラッキングモジュールの独自開発した次世代アルゴリズムは、この新6DOFヘッドトラッキングと26DOFハンドトラッキングテクノロジーを組み合わせることができるようになります。
私たちのテクノロジーはデベロッパーのリアリスティックなコンテンツを作りたいというニーズに合う、よりコンパクトで効率的なソリューションです。」
モバイルVR/ARプラットフォームに対応しているマーカーベーストラッキングシステムは搭載されたシステムカメラが6DOFヘッドポジショントラッキングするために部屋にマーカーを配置することが必要になる。
マーカーレス、インサイドアウトヘッドトラッキングは反対で、システムは部屋の中のユーザーのロケーションを自然にトラッキングできる。
Microsoft HoloLensやIntel Alloyなどのヘッドセットには6DOFヘッドトラッキングとハンドトラッキング機能が内蔵されているが、正確さとフレキシビリティにおいて充分といえない。
しかし、uSensのアドオンモジュールは正確さとフレキシビリティと兼ね備えており、幅広いヘッドセットに対応している。
AR/VRでのコントローラー・フリートラッキング
uSensのFingoモジュールを使えば、初のモバイルVR/AR 3Dステレオ ビジョン、ハンドトラッキングデバイスを実現することが可能だ。
革新的なソフトウェアとハードウェアを組み合わせて、Fingoはローレイテンシー、26DOF、22本のフィンガージョイントトラッキングを提供できる。
これらの機能でユーザーはVR/ARの世界で、現実と同じようにデジタルオブジェクトを操ることができるようになる。
シンプルにFingoモジュールをヘッドセットデバイスホルダーに取り付けるだけで、ユーザーはアプリをコントロールフリーで楽しむことが可能だ。
FingoはSamsung Gear VR、Google Daydream、Googel Cardboardに加え、Android OSのARグラスを含む、AR/VRモバイルプラットフォームをサポートしており、OculusRift、HTC ViveなどのPCベースVRシステムにも対応している。
これらのプラットフォームでFingoのインサイド6DOFヘッドトラッキングがシングルステレオカメラで使用可能になる。
uSensは最近 uDev ネットワークポータルを開始し、デベロッパーコミュニティがインサイドアウト26DOFハンドトラッキングテクノロジーをVR/ARプロジェクトに統合するのを手助けしている。
デベロッパーキット、またはFingoは$99(約11300円)で、アメリカと中国に配送可能だ。
オーダーはuSens公式サイトから: https://www.usens.com/
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