ヘリコプター基地局は、ヘリコプターに小型・軽量化した携帯電話基地局を載せて上空から電波を発射し、携帯電話エリア外の一部をエリア化するものです。災害時に陸上や海上から携帯電話サービスの提供が困難な状況においても、上空からの電波によりエリア化された範囲内において一時的に携帯電話による通信(通話・SMS)を利用することができます。
加えて、ヘリコプター基地局の移動管理機能(注2)により、携帯電話から発信される電波を補捉することでヘリコプター基地局がカバーするエリア内の携帯電話の在圏状況や位置推定が可能になります。
これにより、災害時において被災者の特定が困難な状況であっても、携帯電話の位置推定と、それをもとにした通信エリアの構築を実現することができ、国や自治体からの救助要請などに迅速に対応することが可能になります。
KDDI、KDDI総合研究所は本実証実験で得られた知見をもとに、今後、国や自治体と連携しながら災害時における救助活動への活用を目指していきます。
なお、本実証実験は、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「国家レジリエンス(防災・減災)の強化」 (注3) として2018年度から受託し、実施したものです。
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概要:富士通株式会社
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