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オリンピック・パラリンピックメダリストによるトークショー&スケートボード・ゴールボール競技体験会を実施


東京都有楽町のSusHi Tech Squareで開催中の「TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展」にて、スケートボード選手の開心那とゴールボール選手の金子和也が参加する特別企画が行われました。銀メダルを獲得した開選手は、スケートボードの基本トリックや坂道でのテクニックを参加者と共有。一方、金メダルを獲得した金子選手はゴールボールのプレーを体験させ、参加者にボールの転がし方を指導。体験会に参加した約50名の来場者は、プロ選手からの直接の指導を楽しみました。このイベントは、東京2020大会の遺産をデジタル技術で展示し、未来のスポーツ体験を提供する長期展覧会の一部として2024年12月25日まで開催されます。

東京都・有楽町の「SusHi Tech Square」で「TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展」が2024年12月25日まで開催中。特別企画として東京2020・パリ2024オリンピックで銀メダルを獲得したスケートボード・パークの開心那選手、パリ2024パラリンピックで男子初の金メダルを獲得した、ゴールボールの金子和也選手による「トークショー&競技体験会」が開催された。

 

「TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展」で開心那選手・金子和也選手のトークショーと競技体験を開催

今回開催された「TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展」の特別企画では、ゲストに開心那選手と金子和也選手が登場し、一般応募で当選した約50名の参加者を前に競技に関するトークショーを行った。

開選手は5歳からスケートボードを始め、北海道苫小牧市から札幌市のパークへ通って練習を積み、12歳という若さにして東京2020オリンピック大会のパークスタイル代表選手に選出。

同大会で銀メダルを獲得し、日本選手史上最年少メダリストとなり、パリ2024大会オリンピックでも2年連続となる銀メダルを獲得している。

一方で金子選手は、元々小学1年生の頃からリトルリーグで野球をしていたが、小学4年生の時にレーベル遺伝性視神経症を発症し弱視に。中学3年生の時にゴールボールに出会い、その後頭角を表し日本代表の常連に。

東京2020パラリンピックに出場したほか、パリ2024パラリンピックでは日本代表のキャプテンを務め、ゴールボール男子で初となる金メダルを獲得した。

開選手はパリ2024大会オリンピックでメダル獲得の瞬間を聞かれると、

「パリオリンピックの時は、決勝3本目を滑る前の時点でメダルは確定していたのですが、パリでの目標がまだ(達成)できていなかったので、今までの大会で1番緊張して滑りました。銀メダルという結果は悔しかったんですけど、2大会連続でメダルを獲得することができて凄く安心して、嬉しい気持ちになりました。」

と語った。

金子選手は、

「正直、勝った喜びの方が強くて、“金メダル獲得だ”っていうもの(感情)は正直なくて、すぐに実感がわかなかったんです。でも表彰台に立った時に、両サイドにウクライナチーム、ブラジルチームがいて。どっちも強国なので、そこに勝ったっていうのと、周りの応援の声を聞いて実感がわきました。」

とすぐ実感がわかなかったとコメントした。

そして両選手の競技実演の後、参加者たちの競技体験会が開始。

スケートボードの体験会では基本トリック「オーリー」と、坂道での上り下りを練習。参加者はインストラクターに習い、開選手もその様子を見守りながら、

「坂を上がる時は膝を伸ばして、落ちる時に膝を曲げる。この動きはスケートボードでは本当に重要で、私がやってるパークスタイルでは、これでスピードをつけるんです。」

と解説を行っていた。

一方ゴールボール体験では、基本となるボールの投げ方と、2名1組のパスを実践。

音で判別するため声を掛け合い、正確にボールを投げたりボール内の鈴の音を聞いてキャッチを行っていた。

「鈴の入ったボールは、重さが1kg以上あります。アイシェード(目隠し)を着けた状態で、真っ暗な視界の中でこの音を頼りに競技を行います。ゴールボールは転がすのが大事。なるべく浮かせず綺麗に転がすということを意識してください。」

とアドバイスを行った。

体験会が終わって開選手は、

「今、怪我をしていてスケートボードはまだできていないのですが、怪我から復活してまた滑れるようになったら、これからも世界で活躍できるスケーターになれるように頑張ります。皆さんも、これをきっかけにスケートボードを始めてみてください!」

とコメント。

金子選手は、

「ゴールボールをやってみて、“目が見えないってこんな状態なんだな”ってことが分かってもらえたと思います。ゴールボールには色々な魅力があって、今日伝えられたのは僕の中ではまだ2割くらい。ロス大会でも連覇できるように活動し始めているので、ぜひ応援してください!」

とゴールボールの魅力を伝え、トークショー&競技体験イベントを締め括った。

 

「TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展」12月25日まで開催!

SusHi Tech Squareでは、25日まで「TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展」を開催中だ。

本イベントは最新のデジタル技術を用いた東京2020大会アーカイブ資産等の展示を行っている。

東京パラリンピックの開会式で行われた「片翼の小さな飛行機の物語」に登場した衣装や競技備品、メダルなどが展示されているほか、体験コーナーでは「サイバーボッチャ」「e-スケートパーク」などバーチャル競技体験も可能。

有楽町駅すぐとアクセスも良好のため、休日や近くに立ち寄った際は、足を運んでみて欲しい。

●TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展

【開催地】SusHi Tech Square 1F Space
【住所】東京都千代田区丸の内3-8-3
【会期(第4期)】2024年10月12日(土曜日)~2024年12月25日(水曜日)
【営業時間】
・火曜日〜金曜日:11時〜21時(最終入場20時30分)
・土曜日及び休日:10時〜19時(最終入場18時30分)
【休館日】月曜日
【入場料金】無料

「TOKYO FORWARD TOKYO2020レガシー展」公式:https://www.sports-tokyo-info.metro.tokyo.lg.jp/miru/kokusai/tokyo2020archive.html

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