新しい年を迎えるにあたり、日本各地の神社がデジタル化の波に乗り、伝統的な初詣をデジタル形式で提供しています。この記事では、デジタル参拝ができる5つのユニークな神社を紹介します。
石穴稲荷神社(福岡県太宰府市)
石穴稲荷神社では「ことだまいり」というデジタル参拝の方法を提供しています。祈願をする人は、決済サイト「mosh」からクレジットカードで初穂料を支払い、ウェブフォームに願い事を入力して送信。記入された内容は、書家が1人分ずつ奉書紙に願いを書き、その様子を神前の祝詞紙へ投影されます。また、石穴稲荷神社のYouTubeチャンネルでライブ配信も行われます。
【神社情報】
名前:鳥飼八幡宮
住所:福岡県太宰府市石坂2-13-1
鳥飼八幡宮(福岡県福岡市)
福岡県福岡市に位置する鳥飼八幡宮は、先進的な技術を積極的に取り入れている神社で、2023年には、メタバース空間に神社を創建しました。その名も「メタバース鳥飼八幡宮」。日本初の常設メタバース神社です。現代の日本人のライフスタイルやメンタリティの変化に対応し、特に若者の関心を引くために設立されました。この神社は、スマートフォンやタブレットのアプリを通じて参拝が可能で、実際の鳥飼八幡宮の社殿を宇宙空間に浮かぶように再現しています。参拝者は自分のアバターを操作して神社を訪れ、祈願することができます。
【神社情報】
名前:鳥飼八幡宮
住所:福岡県福岡市中央区今川2-1-17
愛宕神社(東京都港区)
愛宕神社の公式サイト上には、ヴァーチャル参拝というウェブページがあります。これは、遠方にいるため、参拝ができない人も参拝気分を味わえるようにと作られたもので、赤い鳥居の写真から始まるスライド形式のものになっています。参拝者は「次へ」ボタンを押して参道を進んでいき、社殿と賽銭箱に至ります。愛宕神社の公式サイトでは、おみくじをひくこともできます。
【神社情報】
名前:愛宕神社
住所:東京都港区愛宕1-5-3
武蔵御嶽神社(東京都青梅市)
御岳山にある武蔵御嶽神社は、境内にライブカメラを設置し、映像を4K画質でYouTubeで配信しています。社殿の様子から周辺の自然や街の様子を一望することができます。元日には初日の出を眺めることもできます。青色と橙色が混ざり合う快晴時の日の出は圧巻の美しさです。
【神社情報】
名前:武蔵御嶽神社
住所:東京都青梅市御岳山176
厳島神社(広島県廿日市市)
厳島神社は、広島県の厳島(宮島)にある神社で、国宝と世界遺産に登録されています。また、海上に立つ大鳥居は日本の重要文化財に指定されています。この神社には、宮島観光協会や広島テレビがライブカメラで現地の様子を配信しています。1月1日には雅楽の奉納もあり、多くの人が参拝に訪れます。
【神社情報】
名前:厳島神社
住所:広島県廿日市市宮島町1-1
レポート/DXマガジン編集部海道