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【巨人】甲斐拓也、決め手となった阿部監督を「胴上げする」13年ぶり日本一へ「司令塔」が決意


巨人に移籍した甲斐拓也捕手が入団会見を行い、背番号10を継承。ソフトバンクでの豊富な経験を活かし、巨人を13年ぶりの日本一に導く意志を示しました。阿部監督を胴上げすることを目標に掲げ、新たなスタートを切る決意を表明。バッテリー間のコミュニケーションを重視し、強肩と守備力を活かして投手をサポートすると述べました。セ・リーグの野球を学びつつ、常に勝利を追求する姿勢を示し、FA移籍による新天地での活躍に期待が寄せられています。

入団会見で意気込みを語る巨人甲斐(撮影・横山健太)

常勝の経験を浸透させる。ソフトバンクから国内FA権を行使し、巨人に加入が決まった甲斐拓也捕手(32)が26日、都内のホテルで入団会見した。

5年総額15億円の大型契約。背番号は阿部監督が現役時代に背負った「10」を継承する。古巣では正捕手に定着した17年から、4年連続で日本一に輝いた。侍ジャパンでも扇の要を担う頭脳が、13年ぶり日本一に導く重要なピースとなる。

   ◇   ◇   ◇

チャコールグレーのスーツには、オレンジのネクタイを合わせた。首にジャイアンツカラーをまとい、甲斐は新天地の所信を表明した。「阿部監督を胴上げするために気持ちを新たに一生懸命、頑張っていきます。野球選手として、ここからスタートする気持ち。捕手としてチームが勝つことが一番」と胸中を語った。

11月13日の国内FA権行使から1カ月以上、考え抜いた。移籍の決め手は「阿部監督ですね」。小学校の時にテレビ越しで見て、最初に憧れた選手でもあった。交渉の場では、指揮官が現役時代に背負っていた背番号10を提示され「グラウンド上ではキャッチャーというのは監督なんだ」「司令塔として来てもらいたい」と、熱意を伝えられた。「すごくうれしい言葉でもあり、重くのしかかる言葉でもあると思いました」。会見の席上、そう話す甲斐の隣で阿部監督が深くうなずいた。

常勝ソフトバンクで研ぎ澄まされた勝利の嗅覚、経験をチームに落とし込んでいく。「バッテリー間のコミュニケーション、(マウンドから捕手までの)18・44メートルの空間を大事にしたい」と強調した。「甲斐キャノン」の強肩と鉄壁のブロッキング。コミュニケーションでも準備の徹底を意識し、投手の力を引き出す。「よく投手の話を聞く。また自分がしっかり準備し、思っていることを伝える。投手に不安を持たせないことが大事。不安なく腕を振って投げられるようにするために、こっちも準備しなければいけない」。貫く捕手道でベストナイン3度、ゴールデングラブ7度の実績を積み重ねた。

DH制のパ・リーグから心機一転の移籍となる。「打線の組み方、代える選手をどの打順に入れるのか、タイミングなどセ・リーグの野球を実際にやって感じたい。常に学ぶことは大事だと思う。それは何歳になっても変わらない」。チームとしては4年ぶりのFAでの補強選手となる。新鮮な気持ちを大切にしつつ、貪欲に勝利の道だけを突き詰めていく。【上田悠太】

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