HKT48研究生の龍頭綺音(14)と江浦優香(13)がハリセンボン、ベッキーらが所属する芸能事務所「GATE」に所属することが26日、分かった。
5月加入の7期生ながら9月発売のシングル「僕はやっと君を心配できる」で共に選抜入りするなどしている期待の中学生コンビ。グループでは現役メンバー約50人中、2人以外では外部の芸能事務所所属者は1人のみで、異例の抜てきと言える。このほど都内で取材に応じ、意気込みや将来の夢について初々しく語った。
女優業にも興味があるという龍頭は「今回お話をいただいて、道を切り開けるというか、新しいお仕事をつかめるチャンスなのかなと思いました。両親からも『良かったね』と声をかけてもらえました。GATEさんのことを一緒に調べていたら、親が『ベッキーさんいるじゃん!』と言って喜んでいたので、私もお会いできるのが楽しみです」と笑顔で語った。
今年、中学生になったばかりの江浦も「GATEさんではアイドルとは違った経験をさせてもらえそうだと思いましたし、声をかけていただいてとても光栄な気持ちでした」と喜んだ。やってみたい仕事を聞くと「私は目立ちたがり屋で前に出るお仕事が好き。まだ決まってないですが、これに集中したいというすてきなお仕事に出会えたら目標に向けて頑張りたいなと思います。モデルやダンスだったりいろんなことに挑戦していきたいです」と力を込めた。
12月27日をもって、HKT48運営会社のMarcuryとGATEが「共同マネジメント・パートナーシップ」を締結。その一環での動きの中でGATEが2人の将来性を注目し、グループの歴史上、異例の早さでの芸能事務所所属メンバーが誕生した。
2人はそれぞれが思う自身の強みについても語った。龍頭は「元気いっぱいなところと、格好良さ、かわいさの両方の表現が得意で、ファンの方ともフレンドリーに誰とでも接することができます」とアピール。江浦も「常に元気いっぱいで笑顔がたくさんのパフォーマンスを売りにしています。かわいい曲や明るい曲が好きなので『この子元気いっぱいだな』と感じて評価してもらえたのかな」と語った。
龍頭は、かつてHKT48に共に小学6年で加入し、「なこみく」コンビで人気を得た矢吹奈子(23)と田中美久(23)やAKB48から移籍してHKT48を支えた指原莉乃(32)への憧れも口にした。「なこみくさんが好きで、おふたりみたいにグループを離れたあとも活躍したいですし、指原さんみたいに有名になってグループを盛り上げられるような存在にもなりたいです。将来は紅白歌合戦の司会や、始球式とかもやらせていただけるような、カメレオン女優になれるように、そのためにいろんなお仕事を経験して頑張りたいです」と意気込んだ。
江浦は小学生時代は6年間、J1アビスパ福岡のチアチームに所属していたという。おかげでサッカー好きになったと同時に、スタジアムでアンバサダーとして仕事をこなしていた豊永阿紀(25)の姿を見て憧れていたという。「幼稚園の頃から観戦していて、豊永さんがスタジアムで歌っていたりしているのを見て、私も興味を持っていました。ダンスも歌もトークもすてきですし、いつかは私も豊永さんと一緒にアンバサダーを務めたいです」と誓った。【松尾幸之介】
◆龍頭綺音(りゅうとう・あやね)2010年(平22)6月30日生まれ、長崎県出身。幼少期から地元のダンススクールに通い、先輩にHKT48に入った江口心々華、福井可憐がおり、グループに興味を持つ。24年4月にHKT48の7期生として加入し、5月にお披露目。9月発売の18枚目シングル「僕はやっと君を心配できる」で初の選抜メンバー入り。趣味アニメ鑑賞、特技は誰よりも大きな声が出せること。憧れの女優は永野芽郁。座右の銘は「夢はでっかく根は深く!」。愛称あやちゃん。152センチ。血液型B。
◆江浦優香(えうら・ゆうか)2011年(平23)5月3日生まれ、福岡県出身。母が応募していたことをきっかけにオーディションを受け、24年4月にHKT48の7期生として加入し、5月にお披露目。9月発売の18枚目シングル「僕はやっと君を心配できる」で初の選抜メンバー入り。趣味サッカー観戦。特技はサッカー選手の名前を覚えること、腹話術。愛称ゆうか。154センチ。