pickuponがAIとGPTを組み合わせた通話解析を2025年6月30日から既存ユーザーに順次提供開始。担当者接続の自動判定が従来85%から93%へ改善し、営業KPIの信頼性と現場の可視化が一段と進みます。成果測定を変える一手に注目です。
AI判定精度の向上がもたらす現場インパクト

pickuponは、会話サマリーAI電話「pickupon」において、担当者接続の自動判定精度を従来比約120%に向上させ、93%の正確性を実現しました。2025年6月30日以降、既存ユーザーへ順次展開しています。今回の改善は、通話内容そのものを理解する高度な通話解析技術とGPTを活用した音声解析が中です。単なる文字起こしではなく、会話の意味を踏まえた成否判定が可能になった点がポイントです。
精度向上によって、商談化率や接触率といった主要KPIの分析精度が高まります。85%から93%へ8ポイントの改善は、単純な数値以上に営業施策の評価精度を底上げします。営業マネジメントは「誰と、どんな通話をして、どうだったか」を数字で把握できるようになり、フィードバックや育成の質が向上します。これによりブラックボックス化の解消と属人化の是正が期待できます。
また、pickuponは通話の自動要約とSFA連携に特化した機能を持ち、CRMやSalesforce、HubSpotなどへの自動入力により入力漏れを防ぎます。今回の判定精度改善は、通話データの信頼性を高め、SFAへの自動入力や商談記録の一貫性確保と相性が良い改良です。既存ユーザー向けに追加費用なしで順次適用されるため、導入済み企業はすぐに恩恵を受けられます。
今後もpickuponはユーザーフィードバックを取り入れながらAI精度の継続的改善を進めるとしています。営業活動の「見える化」を掲げる同社の取り組みは、通話データを起点にした営業DXを加速させる重要な一歩と言えます。
詳しくはpickuponの公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權