やる気は過去最高、でも「安定志向」で「成長の鍵は成功体験」――2025年の新入社員たちの意識は、過去とどう違うのでしょうか?ALL DIFFERENT株式会社の調査から、いまどき新人のホンネと育成のヒントが見えてきました。
7割が“ビジネスマナー”を重視、理想の上司像にも男女差くっきり
ALL DIFFERENT株式会社が2025年春に実施した「新入社員意識調査」によると、今年の新入社員は「やる気度が高い」と答えた割合が88.1%と、過去9年で最高水準となりました。 一方、仕事で成し遂げたいこととして「自分を成長させたい」と回答する割合は過去最低。成長の手段としては「成功体験」(66.7%)を最も重視しており、結果を出すことで自信を得たいという傾向が読み取れます。



さらに、1年目に身につけたいスキルでは「ビジネスマナー」(73.7%)がトップ。成長志向でありながらも、まずは社会人としての基本動作を重視していることがうかがえます。

理想の上司像に関しては、「間違いを指摘して正してくれる」が2年連続の1位。ただし、男女間での傾向には違いが見られ、女性は「自分のことをよく見て、声をかけてくれる」上司を支持する傾向が10ポイント以上高いことが明らかになりました。

“正解の近道”を知りたがる「タイパ世代」に対し、ALL DIFFERENTは“つまずきワクチン”と呼ばれる育成のヒントを提案。新人に難しい仕事を任せる際は「目的の共有→概要説明→再伝達→自己決定」の4ステップで、不安を和らげながら挑戦を促すことが有効だとしています。
詳しくはALL DIFFERENT株式会社の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 海道