犬がストレス発散できる室内遊び
犬は外で思いきり体を動かすことができない日が続くと、どうしてもストレスが溜まりやすくなります。
たとえば、冬の寒さが厳しい日や、真夏の猛暑日など、お散歩や庭遊びが制限されると退屈や不満がたまり、いつもしないようなイタズラをしてしまうこともあります。
そのようなときには、犬の本能をうまく刺激できる室内遊びを取り入れるのがおすすめです。安全に配慮しながら、楽しくストレスを発散できる遊びを紹介します。
1.投げたおもちゃを追いかける
飼い主が投げたおもちゃを愛犬が追いかける遊びは、犬がストレス発散できる室内遊びです。
“追いかける”という行動は、狩猟本能に近く、犬にとって非常に満足度が高い遊びとなります。おもちゃを投げるのか投げないのかという“駆け引き”も取り入れることで、遊びにメリハリが出てより楽しめます。
おもちゃをくわえたまま離さない場合は、「ちょうだい」や「はなせ」といったトレーニングもあわせて行うとよいでしょう。遊びの中で自然にしつけができる点も魅力です。
ただし、室内で遊ぶときは、犬が滑ったり転んだりしてケガをしないように配慮が必要です。フローリングや畳の上では滑りやすく危険なので避け、滑りにくいペット用タイルカーペットを敷いた場所で遊ばせることをおすすめします。
2.隠されたおやつを探し出す
ニオイを頼りに隠されたおやつを探す遊びも、犬の本能を活かした室内遊びのひとつです。
初めて遊ぶときは、愛犬が簡単に見つけることができる場所に隠します。愛犬のケージやベッドの中でもよいですし、テーブルなどの家具の下や裏でもよいでしょう。
室内をウロウロと歩き回って遊ぶことができるので、軽い運動にもなります。足腰の筋肉が弱くなってしまったシニア犬にもおすすめの遊びです。
注意したいことは、犬がおやつを探すことに夢中になるあまり、家具の角で頭や顔や体をぶつけてしまい、痛い思いをしたり、怪我を負ったりすることがあるということです。
家具にはコーナーガードやクッション材を取り付けるなどし、愛犬が怪我をしてしまわないよう、安全対策を万全にしてから遊ぶようにしましょう。
赤ちゃん用品売り場にあるベビーガードを活用してもよいでしょう。
3.隠れた飼い主を探し出す
飼い主が部屋のどこかに隠れて、犬がそれを探すという遊びも、ストレス解消にぴったりです。
この遊びも“探し出す”という狩猟本能を刺激でき、犬にとってはとてもワクワクする遊びになります。
最初は、すぐに見つかるような簡単な場所に隠れて、犬を呼んでみてください。
室内のどこかにこっそりと隠れ、愛犬のことを呼んでみましょう。犬がうまく見つけることができたら、ごほうびのおやつをあげるのも効果的です。報酬があった方が犬をワクワクさせることができます。
ただし、犬が立ち入ると危険な場所には近づけないように注意しましょう。階段にはペットゲートを設置したり、刃物や人間の食べ物があるキッチンには入れないようにドアを閉めておくことが大切です。
まとめ
犬がストレス発散できる室内遊びを3つ解説しました。
- 投げたおもちゃを追いかける
- 隠されたおやつを探し出す
- 隠れた飼い主を探し出す
これらの遊びは、犬の本能を刺激しながら、運動や頭の使うトレーニングも同時に行えるので、心身ともに充実した時間を過ごせます。
また、多頭飼いやお友達の犬がいる場合は、「ワンプロ」も効果的なストレス発散になります。ワンプロとは、犬同士がじゃれ合うプロレスごっこのような遊びのことです。
ただし、遊びに夢中になりすぎてしまうと、興奮しすぎたりケガをしてしまう可能性もあるため、飼い主はしっかり見守り、必要に応じて制止することも大切です。
外に出られない日も、愛犬が楽しく過ごせる工夫を取り入れて、健やかな毎日をサポートしてあげましょう。
■関連記事
・パパにべったりくっつく大型犬→でもママの前では…あまりにも露骨すぎる『態度の違い』が94万再生「彼女感すごい」「恋してる目」と反響
・兄妹犬の1匹をお迎え→別の店で『もう1匹』が…涙が止まらない『運命的な再会』と『まさかの展開』が323万再生「奇跡ってあるんだ」「感動」
・犬の前で『喧嘩するフリ』をした結果→慌てて止めにきたと思ったら…目頭が熱くなる『尊すぎる反応』が24万再生「優しくて泣ける」「平和の使者」
・犬の来客に吠える癖が直らない!その理由と3つの対策
・犬が飼い主にお尻をぶつけてくる理由とは?5つの心理を解説